Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

1月25日 水彩画教室に行く

午後から水彩画教室だった。最近は先生のご都合で一月一回の教室なので休めない。オランダのヒートホールンという町の写真を参考にして書いた。彩色が難しいのと、陰影がうまく表現できない。色を作るのも難しい。少しづつなれていくしかない。もう少し、メリハリのきいた絵がいつになったら描けるのだろうか。でも、楽しいのでいい。

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娘家族がやってきた。寒いベランダで焼肉をして食べた。食べる人は部屋の中、お肉を焼く人は外のベランダだったので、食べる側に回っていた人たちは、美味しい焼きててのお肉を食べることができ、最高に美味しかった。三世代が賑やかしく食事をした。

 最近では、精神安定剤として家じゅうお香をたくことがある。お香の匂いが好きなのと、なんとなく精神的に癒され、とても落ち着いた気分になる。京都はお香屋さんがいっぱいあるので、いつでもお香を購入しておける。外国の友人たちには、お香をお土産にすることが多い。インド系の南アフリカの友人はお香の香りが大好きで、いつも家でお香を炊いている。インドや中国のお香の匂いはお線香のような強い香りがするが、日本のお香は、お茶の時などにも使われ、仏事だけではないので、とても繊細な匂いがするものが多くある。

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26日、午後から夫と一緒に京大の稲盛財団記念館で開催された公開講演会「アフリカと日本の協力関係ーー両方の潜在力をどう生かすか」に出た。現在京都精華大学学長ウスビ・サコさんの講演があった。サコさんは、マリ共和国の出身で、マリと中国と京大で勉強した人で、マリの母語(バンバラ語)、フランス語(教育言語)、英語、中国語(大学院)、日本語の5カ国語が堪能。講演は見事な日本語で行われた。

 随分以前からずっと言われてきたが、「日本はアフリカから何を学ぶのか」という問題提起があった。また「アフリカは日本から何を学ぶのか」。こうした双方の理解と交流がなければ、将来にいい関係は打ち立てられない。いつも日本はアフリカから学ぶ姿勢ではなく、「お金」の力でアフリカ開発の援助にしか興味はなかった。橋を作ったり、道路を作ったり、建物を作ったり、などなど箱物行政できた。国連常任理事国入りをしたいがために、アフリカの投票を「開発支援」で購入してきた。数10年後には地球上で人口爆発し、どうしようもなくなる時代になった時に、慌てても遅い。

 中部大学の和崎春日さんのアジアとアフリカと日本を繋ぐお話もとても興味深かった。中国や韓国にもアフリカ人がたくさん活動していて、ごく普通に生活している実態を報告された。日本ではまだまだアフリカ人は特別な目で見られているが、今後どう対等に付き合っていけるのかは重要な課題でもある。

 久しぶりにアフリカ研究者たちと出会えた。それぞれにそれぞれの場で活躍されている様子だった。博士論文がとおり、次の段階に進めた人、長年研究を続けてきたが、ようやく就職のポストを得た人、私の元の勤め先で、ティーチングアシスタントをした後に、大学で教鞭を取るようになった人。などなど。苦労しながらも、女性たちが少しづつ社会的ポストを得つつあるのは、とても嬉しいことだ。

 久しぶりにしっかりと講演を聞き、理解することができた。とてもいい刺激を得た。