Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

仮定法過去について

 21日夜、高校一年生の孫に英語を教えにいく。学期末の試験のために、模擬試験問題を作る。仮定法過去を習っているのだが、もう一つ理解しがたいようだ。Cambridge University Press 発行の日本語版『マーフィのケンブリッジ英文法』(初級編)を使っている。ここでは、「 I / he / she / itの後では, was 以外にwereも可能です」と解説されていた。英語表現の教材には、「「もし私があなたなら」のように、現実とは違う話をする時は、動詞の過去形を使って、If I were youとします。」とある。

 ケンブリッジ英文法はイギリスの本場の英語については文法書であるので、最近では仮定法過去の文章にでも、wasを使っているのだろう。文法といえども、時代に応じて変化していくと考えられる。しかし、どちらか一つを選択するとすれば、wereを使っておく方が無難である。私などは何十年も前に英語を勉強した時には、仮定法過去=wereが頭にこびりついている。だが、何年も英語を使っていると、were  でも、wasでもどちらでもいいのではないかと思ってしまうし、ケンブリッジ英文法がそういうのなら、そうなんだと思う。


 だが、日本の英語テストでは、おそらくwereが正解になるのだろう。英語の世界で暮らしていない者たちにとって、英語を外国語として学ばなければならない者にとって、言葉が時代や生活とともに変わっていくことはわかっていても、基本的な言語の成り立ちや「正しい構文」などは、基本中の基本なので、英語を学び始めた者たちには大事なことだ。こうしたややっこしい文法が、英語嫌いの人を作り出すような気もする。

 

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 22日、午後からフランス語の授業。直接法単純未来形を学んだ。動詞が人称によっても、時制によっても変化するのがややっこしい。覚えるしか仕方がない。