安倍首相はアメリカの大統領トランプ氏をノーベル平和賞に推薦したという。トランプ大統領が「最も素晴らしい書簡」を安倍首相から受け取ったと、記者会見で暴露した。18日の衆議院予算委員会で野党から質問が出た。それに対して安倍首相は「ノーベル委員会は50年間、推薦者と被推薦者を明らかにしていない。この方針に則ってコメントは控えたい」と述べた。だが、このやり取りからも、安倍首相は「日本を代表して」推薦したことは明確だ。日本の国民はそんなことを望んでいない。首相の権限を最大限利用して、こんな勝手なことはやるべきではない。
トランプ大統領は、今アメリカでメキシコとの国境に壁を作る建設費を巡って、国家非常事態宣言を出した。アメリカではこのことは憲法違反だとしてカリフォルニア州など16州が連邦地裁に提訴している。アメリカ国内でも、国外でもいろいろ物議を醸しているトランプ大統領の危険な思想に、どうして日本は「忠犬ハチ公」のように与していくのだろうか。決して「国民の総意」ではない。
お習字のお稽古に行った。「性静情逸」と書いた。「本性が静止していれば、情動から逸脱(のがれ)ることができる。」「心静めれば、心安らぐ」という意味。