Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

1月27日、高齢社会をよくする会の総会

 27日(日)、午後から高齢社会をよくする会・京都の総会がアスニーであった。中西豊子さんがこの会を長年にわたり組織してこられた。今年からは代表を辞任され、新しい方に交代された。中西豊子さんとは、WAN(Women's Action Network)でご一緒して活動している。豊子さんは85歳だが、京都の地で女性の活動をリードしてこられた。30年も前から介護保険のことを勉強され、京都市などの行政に政策提言してこられた。

 高齢者になると、一人暮らしの女性が多くなる。参加していた一人ひとりが自己紹介した。転倒して普段の生活が困難になり、介護保険を使って、ヘルパーさんやケアマネジャーさんのお世話になった経緯などを、次ぎつぎと話す。耳が聞こえにくくなり、人とのコミュニケーションが不自由になったが、補聴器をつけたくない人、つけている人などの経験も語られた。誰もが通る道なのかと、耳を傾けた。

 知人が何人か出席していた。一人は84歳。週2回リハビリを兼ねて、デイケアに行ったり、ヘルパーさんに週何度か部屋や風呂場などの掃除に来てもらっているという。こうした話を色々とお聞きする機会となった。

 私は義母や母のことを思い出しながら、ヘルパーさんのご苦労を想像した。多くの人が経験を語ったが、最も困難なことは、介護保険を使って、介護認定をしてもらうことだという。健康診断やかかりつけの医師の証明書、さまざまなやっこしい手続きがいるという。そして行政は民間に仕事を全て丸投げして、介護保険制度を悪化させようと企んでいるようだ。今私たちは介護保険料を毎月年金の中から強制的に天引きされている。こうした財源を不当なところの国家予算に使われ、老後安心して介護が受けられなくなるというのであれば、ひどく腹立たしくなる。