Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

安倍政権が「安泰」な理由がわからない

 毎日、早くも安倍政権の継続を宣伝し続ける。メディアもなぜ安倍政権をよしとするのかもよくわかない。森友問題、加計問題でも疑惑が残ったままでも、安倍首相も「誠意を持って質疑に答えた」と嘯いても、スルーしてしまう。またははぐらかしの答弁でも許してしまう傾向に、多くの国民は嫌気がさしている。だが、なぜこれほどまでに支持率が高いのか。安倍の自民党総裁三選を許したら、政治への不信は深まるばかりだが、自民党がそれでよしとする、暴力的な政治はどうにかならないのか。それを野党のせいにしたくはない。

 政治への無関心層の拡大、事なかれ主義の蔓延など、ツイッターの無責任なつぶやき、異常なとんでもない意見表明などで、真摯に生きている人びとの精神を殺す。あまりにもひどい言動に心が潰されそうだ。

 この数日間の異常な暑さで、多くの人の命が奪われている。熱中症による。年寄りがその犠牲になっている。メディアは、冷房機を使うことを声を大にして進める。実際に冷房なしの部屋にじっとしておれないのが現状。毎日、毎日38度超えになる。アスファルトの道を歩くと、足元はおそらく40度近いはずだ。もあっと熱気が上がってきて、たちまちに汗をかく。

 用がなければ、外に出ることはなく、じっと家の中で、冷房の涼しい部屋にいる。電気代のことを考えれば、恐ろしくなる。電気代よりは命が大事だと簡単に言う人がいるかもしれない。だが、だが、年金生活者やシングルマザーで子育てしている人たちの生活を考えれば、無尽蔵に電気を使い、一日中冷房の中にいるような生活は不可能だ。電力会社はわずかだが、電気代を値下げしたが、そんなことでは追っつかない。

 命を脅かすような都市開発をしてきたり、森林を乱開発したり、経済最優先の政策を強行実施してきた結果、自然の気候変動に対応できなくなった人間の愚かさに気づかなければならない。

 数年前は、原発がストップして、電力の節電を呼びかけられ、冷房を止め、汗を流しながら生活をしたことがあった。少しの風でもありがたく感謝し、遮光カーテンに切り替え、部屋中の温度が上がるのを抑えた。朝夕は植木に水をやりながら、地面や建物の熱気を追い払った。

 7月24日、京都では祇園祭の後祭で街中の交通が麻痺していた。この暑さの中、暑気払いとはいえ、祇園祭を維持するのも大変だし、町の人たちの辛抱も限界を超えていた。その最中、お習字のお稽古に出かけた。

諸姑伯叔 猶子比児 (しょこ はくしゅく  ゆうし ひじ)の前半を書いた。

叔父叔母は、姪や甥を自分の子供のようにいつくしめと言うもの。家族主義か。

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