Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

母の一周忌に高野山へ

 母が亡くなってちょうど一年になる。妹と夫の三人で高野山にお参りに行く。実家は真言宗なので、その総本山に当たる高野山で法要をしてもらうことにした。昨年11月の父の17回忌の法要に妹と高野山で法要をした。母は信仰深く毎日仏壇に手をあわせる人だった。母が亡くなって以降、兄家族との間で色々ともめ事があり、交流が断たれた。その結果、母の供養はそれぞれのやり方で行ってきた。「きょうだいは他人の始まり」とよく言われるが、実際に自分の身に起こって初めてそう思うことがある。両親はそのように育てたことは一度もなかったと思うが、それぞれの生活の有りようの中で生じたことだと思う。

 いずれにしろ、今日はとてもお天気も良く、爽やかな日だった。家を早朝に出て、お昼に高野山に辿りついた。昨年の台風の影響でケーブルカーが休止しているので、南海電車で難波から橋本駅まで行き、そこから高野山山頂の奥の院までバスで移動した。山深い場所にあり、杉の大木に囲まれた霊験あらたかな別世界だった。弘法大師空海は今でも生霊として御廟でお勤めをされていると言われる場所をガラス越しに眺めながら、広大な奥の院で、納骨や供養に訪れた人たちとともに母へのお祈りを捧げた。

 帰路、金剛峰寺や大塔や金堂を回ってみた。ここは世界遺産に指定されているので、外国人観光客が大勢訪れていた。
 f:id:mwenge:20180314235443j:plain f:id:mwenge:20180314235450j:plain