Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

冬季オリンピックのニュースばかり

 毎日、どこのチャンネルでもオリンピックのメダルのことばかりが放映される。メダルの色にはなぜそれほどこだわるのか。金でも、銀でも、銅でも、世界の頂点にいることに変わりがないのに、ランク付けをして選手を追い込む。メディアがそれを煽り立てる。オリンピックが国威高揚と国どおしの争いになっているのがすごく嫌だ。

 フィギャースケートの羽生選手への異常なほどの報道には辟易する。羽生自身にも、世界の王者という意識を持たせ、失敗を許せないほどの勢いだ。確かに先の大会では世界新記録をだした。すばらしいことだ。だが、同じ位置、もしくはそれ以上の記録を期待する。今日から羽生の試合が始まる。どうなることやら。

 火曜日にお習字のお稽古にでかけた。中国の千字文にある、存以甘棠(そんいかんとう)を書いた。後には去而益詠がつづく。意味は周の武王の弟の召公は常に甘棠(あまなし)の木の下に座って、民衆の声を聞いたとされる。そのように、偉大な施政者は木の下で民の声を聞いたように甘棠の木をもってその偉大さを図り、その偉大な施政者の死後もその木の下で、その徳を偲ぶということのようだ。

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 日頃、文章を書くときは、コンピュータのキーボードを指で叩いて、でてくる文字は機械化されたきれいな文字が並ぶが、こうして筆をもち、静かに漢字を書くという時間が楽しい。