Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

お盆月の墓参り(8月12日)

 夫の両親が眠るお墓にお参りに出かけた。尼崎の街の中にある墓場なので、交通の便はいい。これまでは車で出かけていたが、最近では何度かJRとバスを乗り継いで行ける。私の両親のお墓は高知にあるので、一日ではなかかな行きにくい。先日母の納骨に墓参したので、初盆だが墓参りはしないが、夫の両親の墓には年に最低4回、年末、春と秋のお彼岸、夏のお盆には、行くことにしている。

 共同墓地なので、親戚の墓も周辺にあり、すでにお参りに来ていることは、新しい花が供えられていることからわかる。日本では墓の制度は全く家制度の継承と名残だと思う。夫の家は宗派が浄土真宗なので、お寺の住職さんのお話では、人が死んだ時には、すでに仏さまになって天国に行っているので、盆には仏壇に戻ってこないという。他の宗派では、例えば私の実家は、真言宗なので、お盆には、食事とお供え物で亡くなった先祖を迎え入れる週間がある。

 いずれにしろ、どんな方法であれ、お盆の時期になると亡くなった人を思い出すのは悪くない週間かもしれない。

 京都では8月16日にお盆に帰ってきた先祖をあの世に送り届けるために、五山の山焼きであの世への道を照らす行事がある。山に火が舞い上がるその瞬間は、厳かな気分になる。