Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

タイムスクウェアのスタバで(6月20日)

 アメリカには至る所にスタバックスがある。スタバックス現地限定商品があり、ファンが求めてやってくるようだ。私は日本ではスタバにはあまり入らないが、海外では最もわかりやすいコヒーショップなので、モーニングをすることがある。姪や孫のリクウェストでスタバの現地限定のタンブラーを買いに、タイムスクウェアに出かけた。ネットなどで日本で購入すると値段が2倍強するので、現地調達は格安かもしれないと思ったが、それも商品販売の戦略だろう。

 昨日、5番街をまっすぐ北上し、メトロポリタン美術館に行ったが、その途中にトランプタワーがあった。隣は有名なティファニーの宝石店がある。昨年ここを通った時には、選挙キャンペーン中でもあったので、ものすごい数の警察官の警備網が敷かれていた。今はメラニアさんも、息子もトランプ大統領がいるホワイト・ハウスに移り住んだために、警備は全くなし。観光客が立ち止まってビルを見上げていた。

 しかし、タイムスクウェアでは大勢の観光客が集まり、路上パフォーマンスをしているので、警備がすごかった。京都の街にも大勢の観光客が集まっているが、警察官が並んでいたり、警備に当たることはない。つい最近もイギリスや世界のあちこちでテロが起こっている。そうしたことに対応するためなのかもしれない。アメリカはトランプ大統領になってから、過激な発言に驚かされているからだ。

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さすがタイムスクウェアは、ブロードウェィのど真ん中にあり、ミッドタウンの中心街だ。随分昔にブロードウェィの劇場で「ミスサイゴン」を観たことを思い出す。ニューヨークにもマダムタッソーのようなものがあり、道路上でミッキーなどのいろんな縫いぐるみが、道行く人を呼びかける。写真を一緒に撮ると料金を要求されるそうだ。

 ペンステーションに向かう途中、6番街で紀伊国屋を発見。又吉直樹の『火花』を購入。ドル払いでニューヨーク価格だったので、文庫本なのに倍近くを支払った。なかなか読む機会がなかったので、読むにはいい機会だった。夜も寝ずに一気に読み切った。とてもいい作品だった。又吉さんの優しい言葉の選択、表現力、人間愛が溢れる関係性、人間社会を見る目、どれも素晴らしいと思った。日本の小説も読まなければと反省した。