今日は日曜日。母もケアーハウスに帰って、落ち着いて過ごしているようなので、久しぶりにのんびりした気分。朝食を食べながら、長浜の盆梅展に行くことになった。盆梅展にはここ毎年出かけている。昨年は少し早すぎて、梅はまだ蕾が固かった。
JRで京都駅から長浜まで1時間10分ほどかかる。12時30分に盆梅展の会場に着く。すでに多くの人たちが来ていた。高山七蔵さんが約40鉢の盆梅を長浜市に寄贈したことから始まり、今年で66回目。会場は慶雲館。これは明治天皇・皇后が京都行幸の際の休憩地として建設されたものだという。130周年。梅は花が咲き終わると、剪定を行ない、数年ごとに土の入れ替えをし、丁寧に育てている。梅の花は、翌年に同じ枝に咲くことはないそうだ。毎年新しく生まれる枝に、新しい花を咲かせる。
地植えの梅と違い、繊細でほのかな香りを放ちながら、可憐な花を咲かせる。
遠くの伊吹山は雪をかぶり、雄大な姿を見せていた。
真宗大谷派の長浜別院「大通寺」を訪れた。蓮如上人の布教の拠点。様々な歴史をくぐり抜け、伏見桃山城の本堂や広間がここに遺構された。当時の栄華を見る思い。
タイムスリップしたような古い町並みを堪能した。コンパクトに小さな長浜の街に織田信長や浅井長政、豊臣秀吉などの歴史の一端を知る。