Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

柿はなびが眩しい

朝食の後、北大路まで賀茂川沿いを散歩する。およそ30分ほどだが、途中でユリカモメやマガモアオサギなどを眺めながらのんびりと歩いた。カワセミがいたというが、姿を目撃できなかった。とても澄み渡り、空気はビリっとしていた。北山大橋の横に大きな柿の木がある。誰も柿の実を採らないので、紅い実だけになっている。こう言う状態を「柿はなび」というそうだ。何年か前に友人から教えられた。彼女のお母さんが俳句を詠んでいて、季語として「柿はなび」という言葉があることを教えてもらった。素敵な言葉だし、「柿はなび」を見るたびに友人のことも思いだす。

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北大路のカフェでコーヒを飲む。静かで、新聞や雑誌が読める。『暮しの手帖』をパラバラめくる。野菜の食べ方の特集号。古い号で何度か見ているが、その都度に新しいことを発見する。さっそく野菜たっぷりのスープを作ってみようと思う。

午後からフランス語の授業。冬学期の初日。受講生は4人。どんどん受講生が減っていく。今日は目的地への行き方について学ぶ。授業の後、コーヒを飲みながら、グループで自主勉強として『星の王子さま』を読むことを話し合った。なんでも挑戦してみようと思う。

空気が冷たく、身にしみる。明日からは大学受験生にとってセンター試験。雪で交通が乱れなければいいのにと祈る。数年前には、センター試験の会場校として、入り口で寒さに震えながら、受験生を迎え入れたのを思い出す。