Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

エベンザー教会に行く

アフリカ文学会での発表も終わり、聞きたいセッションに出たので、少しアトランタの町を歩いてみたいと思った、1996年に、夏季オリンピックアトランタであった。そのオリンピック記念公園が近くにあるので、歩いて出かけた。オリンピックが終わったあと地を市民の広場に変え、見事に人々の憩いの場になっていた。お天気も良く、春の到来を告げるハナミズキや街路樹が新芽を出し、気持ちのいい散歩になった。

路面電車(一ドルで2時間以内なら何度も乗れる)に乗り、マーティン・ルーサー・キング牧師の記念館を訪れた。永遠の火が灯り、キング牧師がアメリカ社会に残した、「人権と平等」への思いを後世に伝えていた。1963年の8月にワシントンDCで演説した「I I am happy to join with you today in what will go down in history as the greatest demonstration for freedom in the history of our nation,,,,,」

と演説した時の声が辺りに響いていた。キング牧師が切り拓いた功績は大きい。アメリカ全土の中で最初にできた教会、エベンザー教会の中に入りった。この教会はキング牧師の父親の教会だった。キング牧師にとって、初めて牧師としての務めを果たしたところだ。私たちが大学に入学した年には公民権運動が高揚し、そのためにテキサスのダラスで暗殺されるという出来事があり、まさに60年代に学んだことを今日、こうして改めてアメリカ社会の複雑さを理解できた。

 

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