Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

1月15日、旧成人の日の会

1月15日、高校時代の友人たち6人と旧成人の日の会をもち、ここ10数年参加している。今年は大阪の北浜にあるフランス料理店でランチをいただきながら、この1年間無事に過ごしてきたことを報告しあった。一人は、この1週間ほどで初孫が誕生するというので、落ち着かない様子。一人は震災の年に、夫を亡くして、21年がたつ。直接震災を経験したわけではないが、学校の校長をしておられ、学校の講堂が被災者の避難場所になっていて、また退職前の超多忙のために、退職後過労からあっけなく亡くなられたという。誰にとっても、この20年はあっと言う間にすぎさった。3人が神戸に住み、2人が大阪、一人が京都で暮らす。

 私自身は当時南アフリカヨハネスブルグにいたので、直接地震を体験したわけではないが、神戸出身の私は他人事ではなかった。ことあるごとに震災の話は聞いていたし、私の親や兄が神戸で暮らしていたので当時の大変さは想像がつく。

 自然と孫の話や家族の話になるが、なによりもみんなが心がけていることは、健康のことだ。病気にかからないように日頃の注意や持病ともうまく付き合っていく術などと話はつきなかった。来年も同じ顔ぶれで出会えることを切に願った。

 食事後、すぐ近くにある緒方洪庵適塾を見学した。蘭学、医学を学び、大阪で塾を開き、多くの人材を育成した。その中に福沢諭吉大村益次郎などがいた。大阪大学医学部の前身となり、いまでは大阪大学がここを保管している。大阪のど真ん中にこんな場所があるのは知らなかった。この近くにいまNHKで人気を博している五代友厚の銅像もあるそうだが、そこまで足を運ばなかった。家に帰って調べて見ると、五代氏の銅像は、大阪商工会議所の前のあるとのこと。ここは私の妹の家のすぐ近所でさまざまなイベントがあるたびに出かけたことがあったので、実際には見ていたと思うが、五代氏に関心がなかった。だが、昨今のNHKの朝ドラ(「あさが来た」)のおかげで、五代氏への関心が深まっている。

 昨年1年間、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」を観たが、私自身が、幕末から明治にかけての複雑な激動の時代について、あまりにも知らないことに愕然とした。