Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

5月25日、御所を見学

南アフリカからの来客を案内して、御所を訪れた。御所の見学は、外国人観光客には当日の宮内庁事務所で手続きをすればいい。日本人同伴者は、通訳をかねる場合は許可される。運良く朝10時からの見学が許可された。私は、4月と5月に、南アフリカからの来客を案内して御所の中に入ることができた。最近では、見学者が増えおよそ50人ほどが一度に案内される。紫宸殿は、1855年に再建されているが、即位礼など重要な儀式を行う正殿。最近では警備の点で、ほとんど東京の皇居で執り行われている。清涼殿の前で説明を聞きいる外国人観光客。


清涼殿は、天皇の日常の生活の場として使用された建物。建物は入母屋檜皮葺の寝殿造り。京都の山間で檜が育てられているのは、御所や神社仏閣が多くあるため。さまざまな古来からの伝統や知恵を継承していることに改めて感心する。御門や扉の調度品はすべて金で覆われた素晴らしい伝統工芸品。


 御所見学のあと、北野神社に行く。天神さんの縁日でオープンマーケットがあることを紹介。駐車する場所がないので、神社の正面でお二人をおろして、別れる。庶民の暮らしが見えるといいなあ。
 午後からは小説『10月』を再読するが、遅々として進まない。数年前に何度か出かけたナマクワランドの光景が蘇り、この作品の背景を理解するのに役立つ。
 夜7時半、手作りのりんごタルトをお土産に、中学一年生の孫に英語を教えに行く。