Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

袋を袋に再生

 もう30年以上も前にインドのボンベイ(今のムンバイ)で購入したバッグを再生してみた。 皮のバックだったので、縫い目等が朽ちてしまい、捨てるに捨てられないでいた。いろいろと考えたすえ、布に縫い付けて新しい袋を作ってみた。下地の布は綿製でざっくりしているので、裏地に少々しっかりした布を貼付けた。写真ではうまく色が出ていないが、花の葉っぱの刺繍の緑色の糸とこの布の色とが同色なので、それほど違和感がない。反対側にも同じものがついている。
袋を作ることが趣味なので、出来上がるまでの過程が楽しい。買い物袋として使い、ちょっと鍵やレシートなどを入れておくのに便利。世界に一つしかない袋にちょっと満足。

朝の散歩中に下鴨神社糺の森で見つけた野外芸術展。武田充生さんの「依代(よりしろ』アート作品がムクノキの林の間に無造作におかれていて、自然とマッチしていた。足をとめてしばらく作品を眺めていた。まるでずっと昔からそこにあったかのようであった。このアート展の意図は、「森の中の石に神々が宿り、徐々にその姿を表していく様子をイメージしたもの」とあった。まさにそのようなものを感じた。朱赤が生きている。


いま、自民党政権は、特定秘密保護法案を成立させようとしている。なぜ急いで、いまなのか疑問に思う人が多い。とくに報道の自由表現の自由が脅かされ、人権が保証されない。戦前の時代に逆行していくようで、時代錯誤の法案にどうして、どの政党も賛成するのだろうか。いろんなところで反対の声が上がっているが、それが大きな声にならないような力がどうも動いているようで、気持ちが悪い。原発の問題だって、誰も何も言えなくなることを危惧する。