Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

ケープタウン2日目

 まずは南アフリカ内での連絡方法を考えなければならない。一つはメールが使えること。もう一つは携帯電話。日本から携帯電話を持ってきたが、これを使うとなれば、南アフリカの友人は私に日本経由で電話をすることになる。その国際電話代は私が支払うことになるので、日本からの携帯電話は家族間だけでの緊急連絡用。Waterfrontというショッピングモールに携帯電話を買いに行く。iPhoneスマートフォンはこちらでも人気があるが、毎月契約になるし、高価なので購入できない。最も安い、最もシンプルな携帯電話は、299ランド。SIMカードやプレペイドカードを購入しても、合計で4500円程度だった。この携帯電話はもし私がケニアに行けば、そこでSIMカードを買えば新しい番号をもらって、ケニア国内で使える。とても便利なものだ。
 WaterfrontではWIFiが飛んでいるので、どこでもインターネットに無料でアクセスできることがわかった。カフェでゆっくりコーヒを飲みながら、ネットにアクセスしてメールのチェックをした。南アフリカは驚く早さでITテクノロジーを発展させたのに、驚く。6年前に南アフリカで過ごしていたときには、電話とラン回線を入れるだけでも時間とお金がかかって大変だった。その時から比べれば、もうどこにでも無線が飛んでいて、どこからでもアクセスできるのには驚きだった。
 まず、日本のお米を手に入れるべく、パーデンアイランドにあったTaste of Japanに行ってみたが、店がなくなっていた。インターネットで調べると、ディープ・リバーの方に引っ越していることがわかった。機会があれば、行ってみることにするが、Pick' an Payのスーパーマーケットですし米として売っているお米を買うことにした。正確には日本米ではなく、オーストラリア米のようだが。
 長年の友人で、以前にケープタウンに一年間滞在したときにお世話になったCASASの所長クウェシ・プラーに挨拶にでかける。クウェシには私がケープタウンに来ることを前もって伝えていなかったので、びっくりしていた。ローズバンクの近くの中華料理屋でランチを食べながら、この間の四方山話にはずんだ。クウェシとはもう20年来の知人で、昔のことと今のことが行ったり来たりしながら、これからの南アフリカの向かう方向について考えた。
 その後、ケープタウン大学のプラエサを訪ねた。ベニシアとトンビと再会を喜び合う。ネヴィルが亡くなってからの一年間の人の移動やプラエサの様子などをうかがう。誰もがネヴィルに育てられ、今誰もが一人立ちして歩き出している。リーダーがいなくなったが、ネヴィルの思想を受け継ぎながら、前に進んでいることを知り、うれしくなった。同僚だったコリサとナディマはイースタン・ケープで仕事を続けている。
 古くからの知人たちに出会えて、幸せな一日だった。
 アナリと夕食を一緒にしようと約束していたので、アナリの家に立ち寄る。近くのレストランで、Kinklipの魚料理を食べた。充実した一日だった。