Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

エリザベス女王が亡くなられた 「国葬」の是非? フランス語オンライン授業

イギリスのエリザベス女王が96歳で亡くなられた。2日前までは公務をこなしておられたという。どのテレビ番組はエリザベス女王の足跡を辿っていた。25歳で女王になられて、70年間も確固たる威厳を保ち続けてこられた。アフリカ大陸の多くの国がイギリスの植民地だったので、エリザベス女王の権限はアフリカやカリブ海諸国などに及んだ。立場によって、見方が変わる。

「報道1930」でイギリスのエリザベス女王国葬について議論があった。イギリスでは、「国葬」を執り行う場合には、きちっと原則、基準がはっきりしているので、国民が納得している。日本は拙速に岸田首相が決めてしまったことに大きな問題があると。誰もが納得していないことが問題。「統一教会」との関係を検討することもなく、法的根拠がない中で。安倍氏の「国葬」を決めてしまったことが問題だと指摘。国会を軽視したことが、今の混乱を引き起こしていると。安倍氏が亡くなられてから、2ヶ月以上も経っての「国葬」にどんな意味があるのか。

 岸田首相がよく言ってきた「聞く力」は、「誰の声を聞くのか」と議論が進展していた。経済界では、初期に掲げていた「金融所得課税見送り、中間層への分配」は、「資産所得倍増計画、投資促す方針」へ転換。「岩盤支持層・保守層」の声を聞き、安倍氏細田氏の調査は行わないと方向転換。防衛費に関しては「7兆円視野に増額」を主張してきたが、安倍元首相がいうように「GDP比2%以上視野に増額」を打ち出している。誰の声を「聞くのか」という重要な基準や方向性が変わってしまった。

 お昼から、用事ができたので、出町柳までバスで出かけた。久しぶりに出町柳まで行った。少し雨が降り出したが、結構大勢の人が歩いていた。学生の街なので若い人たちがいたり、デートスポットとして人が集まってくる。コロナ感染拡大がおさまらないが、自宅に閉じこもってばかりはいかない。いい気分転換になった。

 午前中はオンラインでフランス語の小説を輪読した。参加した人は7人。今日は2度目で、実際にフランス語のテキストを読み、それぞれが日本語に訳していく。何年もやってこられた人たちなので、丁寧に読んでいると思った。だが、文学の読書会ではなく、あくまでもフランス語の理解度を示す読書会だと思った。一つひとつの言葉を正しく発音し、正しく意味を理解するという基本から学ぶことも多いかもしれない。どんな形式であれ、家族以外の人と会話できるのがよかった。

「国葬」か「国葬儀」か 2年前のバラと今日のバラ

「報道1930」で「国葬」と「国葬儀」の議論していた。ゲストは、自民党牧原秀樹(元経済産業副大臣)、大串博志立憲民主党)、藤田文武(日本維新のかい)、林尚行(朝日新聞政治部長)。岸田首相は安倍氏の「国葬儀」を行うのであって、「国葬」ではないと、自民党の槇原氏は強調する。彼は弁護士らしいが、強調すればするほど、つじつま合わせのような気がしてくる。内閣法制局の入れ知恵、理屈合わせがある。「国会」重視か、「国会」軽視かの議論にすり替えられても、法律的根拠がない。だから、槇原氏が言葉を滑らしたが、裁判で訴えられているので、最高裁の判断待ちになるという。とても際どい理屈だと思った。「国葬儀」だから、国民に弔意を強制するものではないと主張し続ける。「国葬」であれ、「国葬儀」であれ、国が主宰する葬儀だから、国費も投入される。「国葬」ではないとは言い切れない。苦しい説明を国民は納得しない。全国一斉に「黙祷」を強制すれば、さらに憲法違反になるので、自治体、教育委員会、国民や自治体に「黙祷」「半旗」を強制しないと繰り返して、憲法違反の追及から逃げようとしているが、葬儀が終わった後、自治体や学校に点検が入るのではないかと恐れている人たちが大勢いる。

 しかも、安倍元首相と「統一教会」との関係は明らかにしないまま、「国葬」で安倍元首相がしてきたことを全てチャラにするつもりなのだろうか。それならば、一層「国葬」に反対する人たちが多くなる。国民の半分以上の人たちが、「国葬」に反対している。今日の岸田首相の「説明」は全く納得がいくものではなかった。岸田首相の口癖である「丁寧な説明で全力をつくす」は、言葉だけが踊っていて、全く「丁寧な説明」になっていない。国民の怒りはおさまらない。

 午後からの国会閉会中審議で、各政党からの質疑に岸田首相が答えていたが、全く答えになっていなかった。人間的感情を押し殺して、まるでテーブレコーダーのように言葉だけが流れていた。全く心に訴えてこない。菅前首相、安倍元首相と同じく、言葉だけで押し通す。

 Facebookに投稿したものはずっと残っていて、2年前に投稿したバラ(フロージン'82)が自動的に出てきた。今日咲いていた同じ木のバラを並べてみた。同じ木なのに、色も大きさも違う。面白い。土質やお天気の違いからか?

一日中自宅に ジパングくらぶ退会 沖縄県知事選挙ポスター

 今日一日、家の中にいた。一歩も外に出ていない。急に涼しくなり、過ごしやすくなった。だが、外に出る気にはならなかった。だんだん、外に出るのが億劫になっている。ジパングクラブから年会員更新の通知が来ているが、この三年間ジパングクラブの特典(JRの運賃を3割引き)を利用することはなかった。以前はよく東京へ出かける機会があり、会費を払っても、3割引はありがたかった。だがこれからはそう東京に出かけることもないし、せいぜい高知に行くにしても、娘の車か、長距離バスでいくだろうし、遠方は飛行機を使うこともあるので、ジパングクラブは退会することにした。

 安倍元首相の「国葬」を主張したのは麻生太郎氏だという。岸田首相は、内閣と自民党の合同葬をしようとしたが、麻生氏は岸田氏に3回も電話をかけて「国葬」にするように提言したという。だが、今になって「国葬」反対の声が上がる中、麻生氏はダンマリを決め込んでいるという。ずるい、セコい男だ。

 気分転換にFacebookをチラチラと眺める。怒りと笑いが入り混じる。怒りは沖縄での知事選挙。男性3人が争っている。選挙時には「虹色の言葉」が飛び交う。「〜を約束します」は嘘っぱちばかり。絶対そんなことはできないと思うような言葉が飛び交う。無責任な言葉に有権者は踊らされる。沖縄県選挙管理委員会が作ったポスターを見て、驚きと怒りがこみ上げてきた。いくら候補者に女性がいないからこんなポスターを作ったと言っても、許されるものではない。あまりにもひどいポスターだ。こうした情報をいち早く知る機会がFacebookとTwetter。テレビや新聞からではない。問題を感じた人がいち早く情報を流してくれる。時々嘘の情報もあるので、読む力は必要になるが。このポスターを見て、怒る人が大勢いる。あまりにも低レベル。

 「統一教会」問題で弁護を続けている紀藤弁護士のもとに脅迫状が送られてきたと紀藤弁護士Twitterに画像付きで書いていた。最近はテレビでブレずに実直に問題点を明らかにしてきた。そうした人へ脅迫状が送られてくる。現実には尾行があったり、身の危険を感じることが多々あるのではないかと思った。自分が何者かを名乗らないで、脅迫するのは卑怯だ。 

習字のお稽古 イチジクの生ハム巻き 「国葬」の費用 ウクライナ戦争に

 午後からは習字のお稽古に出かけた。「何遵約法 韓幣煩刑」の後半部を書いた。意味は「韓非は煩雑な刑罰を行い失敗した」ということらしい。文字の形を見て、バランスや中心を考えながら書くので、普段に書いている文字とは違って見える。日常的にはタイプを打てば、明朝体の文字がコンピュータ画面に現れる。手書きの字の癖などは表に出てこないので、私自身の癖のある文字を見ることはない。手書きの手紙をいただいていた頃は、誰の文字かすぐに想像できたが、今では手書きの文字など見ることはない。失われていく文化なのだろうか。

  今、イチジクが美味しい。イチジクの皮を剥き、縦割りにして周りに生ハムを巻いて食べている。口当たりがいいのと、ほのかにあまいイチジクと少し塩っけのある生ハムの相性がいい。パーティのオードブルに出てきた。この2年半、パーティもなく、お客さんが訪ねてくることもない。子供の頃、イチジクは絶対食べてはいけないと父から強く言われていた。イチジクの実が熟して、先が破れているのは、絶対食べてはいけなかった。虫がそういうところにいるので、お腹を壊すと言われていた。友人の家の庭にイチジクがなっていて、差し出されても断っていた。確かに、戦後の貧しかった時代に、赤痢や疫痢などが流行していた。回虫もいた。小学校に行くと、虫下しのマクリンを飲まされ、頭のシラミ退治にDDTを吹きかけられた。父はいつも消毒綿を持ち歩いていた。どこに行っても手の消毒をしてくれていた。今では、どこにでも建物の入り口には消毒液が置いてある。家の中にも消毒液が必ずある。やはり異常な社会になったということだと思う。いつになれば、普通に安心して暮らせる社会に戻れるのだろうか。

 安倍元首相の「国葬」の費用が2億5千万円に14億円追加して、16億5千万円だと発表した。葬儀の後にどれだけ費用が掛かったかを発表するとしているので、最終的にいくらかかるかはわからないという。これらの費用は国家予算から出費されるわけだから、国会で議論して決めるべきだろう。

 「報道1930」ではウクライナでの戦争に日本から何を供与できるのかを議論していた。ゲストは小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター専任講師)と高橋杉雄(防衛研究所研究室長)。お二人はよくいろんな番組に出ておられ、具体的で的確な分析をしている。戦場では双方の膠着状況が見えるが、ロシア側は新たな先端的軍事作戦を構築している。それに対して、ウクライナ側の勝利は、西側諸国やアメリカからの武器供与の量にかかっていると具体的な話がきけた。日本は何を提供できるのか。

岸田内閣支持率低下 「国葬」中止を求める市民グループ クロアゲハ蝶

 岸田内閣支持率が下がっている。自民党と「統一教会」との関係が影響している。関係を断つことができるかについては、7割の人が「できない」と応えている。アンケートについても、「あいまい記述」が多く公表できない状況だ。

 「ミヤネ屋」で「統一教会」と自民党議員の関係について取り上げていた。選挙応援をありがたいと思った元閣僚が激白した。長年政治家と「教団」との接点や癒着があったことを明らかにした。こうした証言がなくても、すでに多くの議員が認めているように、また記録された写真や映像が示しているように、明らかに関係があったのだ。そうした行動に向かわせた、大元は誰だったのか、安倍元首相ではなかったのか、どうかを政府は明らかにしない。

 「国葬」を中止を求める市民グループから署名が404,258筆集まったことを記者会見で明らかにした。上野千鶴子さん、中島岳志さん、鎌田慧さん、佐高信さんら17人が呼びかけ人になっていた。いくつもの署名活動が展開しているが、この市民グループが一番多く署名を集めて、内閣府に提出した。その前に記者会見を開き、上野千鶴子さんは、「(安倍氏が)不慮の死を遂げたからといって失政がチャラになるわけではない。国論を割って対立をあおるような国葬に反対したい」と述べた。鎌田氏は、一般的な署名運動でも100万筆集めるには半年はかかるとして、「この短期間で40万筆が集まり、国民の中にいかに不満が渦巻いているのかを証明している」と指摘。「強引で拙速に力任せにやることは認められないという民主的な感覚が日本の根っこにあるということが表れた」と話した。ネット上にあるChange.orgで署名を集めたことが、短期間の間に署名を集めることができた。毎日のようにこのサイトでは署名を集める人たちが趣旨を説明している。とても簡単に署名ができるので、趣旨をよく読んで署名をすることがよくある。もちろん、私も、上野さんたちが呼びかけたこの「国葬」中止に署名した。

 「国葬」を「国葬儀」に置き換えても同じだし、「国葬」ではなく「内閣葬」、「自民党葬」にすることを提案する人たちもいる。とにかく、なんであれ、国費を使うことには、反対の声があがっている。岸田首相は国民の心を読み間違った。

 今日、クロアゲハ蝶がハナトラノオのところにやってきた。蜜を吸っていた。クレマチスも順調に成長している。このクレマチスは春にしか花をつけないようだ。四季咲きだと楽しいのに。バラは今二番花が咲き続けている。プリンセス・ドゥ・モナコは小さな花になったが、それでも毎日あちこちから出てくる。春は大きく咲いていたのに。何が必要なのだろうか。ネットの情報によると小さくなって普通だと。秋にはもっと大きく咲くので、大丈夫だと教えられた。

   

大原の朝市 トロントから孫が帰ってくる サポリージャ原発を盾に戦うロシア軍

大原の朝市に行った。オクラ、キュウリ、空芯菜、ジャガイモ、トマトなどを購入。お花は栗の木、ユリズイセン、ワレモコウを購入。ケイトウも緑のバラの実もまだ健在。

午前中に娘が買い物の手伝いに来てくれた。トイレットペーパー、キッチンペーバー、お米、りんご、タマネギ、人参、キャベツなどを購入。嵩張るものや重いものは助かる。

 下の孫がカナダのトロントからモントリオール経由で帰ってきた。行きしは娘が成田まで送って行ったが、帰りは一人で帰ってきた。成田ー羽田移動、羽田から国内便で伊丹まで。今は国内移動中だが一安心。8時過ぎに伊丹に到着予定。およそ丸一日かけて帰ってきた。娘は伊丹飛行場に車で迎えにいくそうだ。約1ヶ月の海外での暮らしや貴重な経験から、多くを学んだと思う。昨年は、トロントが世界で2番目に安全な町だったので、安心はしていたが。

 ウクライナのサポリージャ原発の調査にIAEA国際原子力機関)が現地視察に出かけた。視察中も砲弾が飛び、地面に着弾した。原発を盾にしてロシア軍の砲撃が止まらない。住民は戦争と原発という二つと戦わざるを得ない。ロシア軍が自作自演で攻撃をしていると見る人もいる。ロシア軍は、あたかもウクライナ側から発射したように見せるために、原発から少し離れたところから発射しているという。IAEAの役割は茶番劇を演じているとも言われてもいる。ウクライナ側がこの原発を攻撃する理由は見当たらないと評論家はいう。ロシア側が原発を「核の脅し」として使っていると、武隈喜一氏(テレビ朝日元モスクワ支局長)は指摘。ウクライナチェルノブイリの事故からの教訓として、原発を攻撃するなどあり得ないと。

安倍氏と「統一教会」の関係は? デジタル化に思う

3日(土)相変わらず、「統一教会」と自民党議員との関わりが報道されているが、自民党議員への反省には繋がっていない。麻生太郎氏は過去に「勝共連合」「統一教会」と関わりがあった証拠写真などがあるが、自民党内のアンケートに答えることもしないで、口を閉ざしている。あれだけ顰蹙する言葉を発してきた人が、ダンマリでアンケートも無視するとは、なんだろうか。政府も安倍氏と「統一教会」との関わりを調べようともしない。「桜を見る会」に「統一教会」の幹部を招待しており、ビデオなどでも「統一教会」にメッセージを送り、それをみた山上が安倍氏の命を奪った。韓国で「統一教会」が安倍氏を悼む葬儀を開催している。いかに関係があったかを明らかにしているが、岸田首相は安倍氏と「統一教会」の関係を完全に封印している。なぜなのか。「国葬」実施まで待っているのだろうか。

 今日一日、自宅にいた。午後に激しい雨が降り出した。雨に気づかなかったので、窓から雨が部屋に入りこみ、絨毯を濡らしていた。一瞬のことだった。洗濯物もびしょ濡れになり、洗濯をやり直して、風呂場に干すことになった。他の地域では台風の影響を受け、洪水があちこちで起こっている。昨日は雨のために、新幹線が一時期運休した。今日は、台風11号が沖縄に接近し、大雨と停電で避難指示が出ているという。台風の通り道になっている沖縄や石垣島の人たちはいつも大変な思いをしている。年々台風被害が日本中で起こっているが、なんとか防災できないのだろうか。いつも心が痛む。

 夜のNHKのニュースで、スマホの普及率について報道があった。高知県日高村では全員がスマホを携帯して、スマホ普及率100%を目指しているとあった。自治体がKDDI他と協定を結び、スマホの使い方を指導していた。人口5000人だからできるのかもしれないが、防災や健康増進関連のアプリを入れて、地域通貨を設けて、地域経済活性化も目指すという。デジタル化が住民の健康と防災に関する情報を一斉に発信し、日常生活を守るという試みには拍手を送りたい。小規模だからできるのではなく、デジタル化というのは、こうしたことの積み重ねだ。マイナンバー化が進まないのは、国が国民を管理しようという狙いがあり、国民一人ひとりの生活を支えるというものでないからだ。本当にデジタル化をしよとするならば、自治体が持っているデジタルデータを一括管理する方法を使えば、簡単にできる。マイナンバーも国民一人ひとりに勝手に割り振りしたのは国のほうだが、すでに自治体の方にもマイナンバーは記入されている。コロナ感染者の「全数把握」か重症化リスクの高い人に限定したものかを議論しているが、政府の一貫した方針がなく、自治体の現場を混乱させている。高知県日高村のようにデジタル化を推進していれば、複雑な作業は一瞬の内に解決するのに、前近代的なやり方が医療現場をも逼迫させている。