Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

3月28日 ホームページを作る

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 ここしばらく、じっと自宅にこもっている。ようやくアフリカ文学研究会のホームページを更新することができた。ほぼ1年以上も手つかずでいた。ブログのように文章を書き、写真を埋め込むことができたら、苦労はない。そんなホームページをどうすれば作れるのだろうか。もうかれこれ、30年も前からのやり方で、こまめにhtmlの命令言語を書き続けている。主にはリンクをはるだけなのだが、どのような形で、どこに入れるかを考えなければならない。これができたのは、自宅にこもっている成果の一つであることは確かだ。URLは、http://web.kyoto-inet.or.jp/people/keiko-ku/Africa

  今日は一日中雨で、空気はかなり冷たかった。川向こうには桜が8分ほど咲いているが、そこまで歩いて見にいく気にもなれない。いつもなら、朝の散歩コースでよく歩いていたのに。

 東京ではまたもや今日も感染者の数がどんどん増えている。突然に土日の不要不急の外出を自粛するようにとの要請があったが、なぜ今頃なのかと思う。

 友人から電話がかかってきた。三日後にアメリカに帰るという。友人はアメリカに住んでいるのだが、いまアメリカではアジアやヨーロッパから入国する人たちを封じているのを知らないらしい。居住者だから、帰国はできるのかもしれないが、検査のために2週間はどこかに留め置かれる。そんなことも承知していないようだ。ここ2ヶ月ほどの間の、コロナ騒動について知らないはずはないのだが。

 昨日の夜は興味のあるテレビ番組がないので、映画をみた。アマゾンで本やら用紙や、日曜大工の道具のようなものや、台所用品などを注文することが多い。プライム会員とかになると送料が無料になるというので、月額500円払うと、音楽や映画が見放題となる。すでに携帯電話のドコモでも月額500円払っているので、雑誌と映画が利用できるのだが。

 昨日見た映画は、「いつまた、君と何日君再来〜」(2017)をみた。81歳になった朋子(野際陽子)は、パソコンで、亡くなった夫・吾郎との思い出を記録していた。その途中で病に倒れた。孫の理が祖母を救急車で運ぶ。理は祖母や母の生きてきた道を知りたくなり、祖母に変わってパソコンで祖母の日記を打ち込む。物語は回想記としてはじまる。若い朋子は尾野真知子が演じる。夫の吾郎は向井理。物語は戦中、戦後の困難な時代を生きた吾郎と朋子の波乱の歴史と生活が描かれていた。ひとことでいえば、夫婦や家族の絆がテーマではある。理不尽なことが次々襲いかかり、理想と現実の狭間で何度も挫折するが、賢明に生きようとする人たちの姿が清々しく描かれていた。

3月27日、南アフリカからのたより

 南アフリカから別の友人からメールが届いた。昨日は南アフリカ政府はアフリカ人地域に水や食料を届けているといいニュースを聞いたと思っていたが、今日のメールでは多くの地域ではそうではないようだ。アフリカ人地域には外出禁止令がでているので、違反者を取締るために警察官が多くでて、銃を向けているという。

 友人たちは政府への陳情書を書き、面会を求めているというが、なしのつぶてだという。友人がいうには、銃ではなく、コロナテスト、食料や賃金保証だという。Hiv-AIDSの時には、拡散を阻止するために多くにテストを呼びかけたではないかと。いま必要なのは、コロナテストだという。日本も同じ。安倍首相は一日6000〜8000件のテストが可能だと豪語した。しかし現実にはテストをしない。韓国の場合はドライブスルーのようなところでもテストを多くやった。他の国もそうだ。日本の場合、保険がどうだとか、保健所がどうだとか、議論ばかりで、前にすすまない。国立感染研究所は研究しか頭にない。感染経路が不明なケースが半分近くになってきた。もう誰がどこでどうして感染したのかわからなくなっている。

 東京知事はコロナのことについてこれまでまったく発言してこなかった。豪華客船の時だって、多くの人たちはハラハラしながらニュースを聞いていた。検査も不十分だったことで、感染が拡大した。東京は他人ごとで何の措置も講じなかった。この状況だと、日本でも医療崩壊が目にみえている。これまで、医療体制を育成してこなかった結果だが、何とか手立てを講じるのが政府の役目ではないか。

 今回の件は、外出禁止を破った若者の所為にしたり、病気持ちの老人の所為にしないでほしい。感染した人が悪いわけではない。

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    ガマズミが咲き、チューリップが花をつけてきた。花たちはどんな苦境もものともしない。強い。

3月26日 東京でコロナ感染者が増える

 昨夜東京都知事は東京でコロナ感染者が1日で41名となり、週末の不要不急の外出を控えてほしいと要請した。なぜ昨日なのか。なぜ昨日に増えたのか。オリンピックの1年の延期が決定した直後のことだった。大阪では感染者の数が増えていて、先週の週末には大阪府知事は不要不急の外出を控えてほしいと訴えていた。

 この4月に南アフリカから友人が訪ねてくることになっていたが、友人はこれなくなり、数週間前に旅行をキャンセルした。私もロンドン、パリ行きはキャンセルした。南アフリカでは、コロナ感染者が急激に増えないように、大統領は三週間の不要不急の外出を禁じた。劇場なども閉鎖された。南アフリカではアフリカ人タウンシップの暮らしは大変なもので、冬にはインフルエンザが蔓延する。今回は治療薬もなく、なす術がないので、急速に拡大するのをまず防ぐしかない。タウンシップで暮らす人びとは仕事がなければ暮らしていけない。そこで、政府は水と食料をタウンシップに大量に配っているという。さらに多くいるホームレスの人たちには一時避難場所を提供して移動させているという。こうした政府の処置に友人は拍手を送っている。

 こうした生きていくための人びとの暮らしを守ることから始まっている。日本の場合はどうか。人びとの暮らしを守ることなどよりは、「よくやっている感」を出すふりだけをしているようにしか思えない。マスクはどこにあるの? 子供を抱える働く親たちへの救済策を考えてるフリをしているが、実際にこのコロナ騒動で経済的打撃を受けた多くの業種の人たちのことはあまり考えていない。これまでも自民党政策のしわ寄せがきて、医療崩壊が始まりそうな予感がするが、厚生省、財務省文科省などなど責任逃れの悪諾をするのではなく、しっかりと国民のほうに目をむけて仕事をしてほしい。

 南アフリカの友人は、長年出版社で仕事をし、いまは退職しているが、編集顧問として在宅で作品を読んでいる。音楽観賞、ガーデニング、洋裁、絵画、料理、読書など共通する趣味がある。

f:id:mwenge:20200326115319p:plain30年来の友人で、むしろ私自身が彼女から影響を受けたのかも知れない。仕事もプライベートな生活も楽しむ方法を教わったような気がする。

    <ーーバス停横の桜。

3 月23  三連休が 終わる

  三連休が3月20日 から始まった。大阪と兵庫のあいだで不要不急の場合に交通機関を使って往来しないようにと大阪府知事から通達がでた。若い人たちにはブーイングだった。コロナ感染を食い止めようとする措置ではあるが。大阪は京都とも隣接しているが、京都への往来を禁じてはいない。

 データによると、関西ではそれほど爆発的な感染者は出ていない。だが、現実にはPCR検査が十分になされていないので、実質的な感染者数はわからない。世界から日本のやり方には批判が続出している。オリンピック開催を睨んでの、数字操作かもしれないが、世界中から参加する選手たちが、現実には参加できない場合もあり、ボイコットする国も出てくるかもしれない。世界のあちこちの地域ではまだ、出場選手が決まっていなかったり、十分な練習ができない選手たちもいる。予定通りの開始は不可能になってきたように思う。

f:id:mwenge:20200323173844j:plain 21日は久しぶりに「スケッチ教室」にでかけた。先月にベルギーのクレールモンという街をスケッチしたものに、彩色した。なかなか難しい。先生のお手本どうりにはいかない。

  22日、マンションの大修繕が3月はじめから始まったので、まずベランダからすべてのものを取り払わなければならない。ベランダに置いているテーブルと椅子の手入れをした。以前に塗っていたのは、濃い目の茶色だったが、それを全部剥がして、新しく薄色のニスを塗っている。ニス剥がしの液を塗ると、簡単に古いニスが剥がれてくれる。木の表面をスムーズにするために、紙やすりをかけている。具体的な効果がでてくるので、こうした作業は面白がっている。左端は古い濃い茶色の椅子。右テーブルの色に塗り替えた。 とりあえず、ベランダにあったものは家の中に入れてある。

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植木も少しづつ減らしている。バラは冬のあいだに切り込みをしたので、いま勢いよく 葉っぱを出している。蕾が待ち遠しい。バラの手入れは害虫や病気との闘いが大変だが、たくさんの楽しみを与えてくれる。

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今日は久しぶりに国会中継があった。各野党は赤木さんの自死をめぐって、安倍首相や麻生大臣を追求した。その答弁は、いつもながらの本質ずらし、詭弁と言葉だけが踊っているのにガッカリした。訴えられている人たちが、調査する必要がないと答弁する権利はない。安倍首相を守るために嘘をつかせた人たちがいたことをどう考えているのだろう。映画「新聞記者」が日本アカデミー賞を受賞したこともあり、多くの人たちは官邸が財務省ぐるみで資料の改竄、破棄をしてきた。「桜をみる会」の招待客名簿の破棄も同質のものだ。安倍首相は国会答弁で「私や妻が関与しているならば、国会議員も首相もやめる」と言ったとおりに、いま潔く様々な「関与」を認めて、辞任されてはどうか。

3月19日 久しぶりに植物園まで

 リハビリを受けたあと、久しぶりに植物園まで散歩にでかけた。とてもいいお天気でいつの間にか、タンポポハナニラムスカリホトケノザなどが咲いていた。この数週間は散歩すらしていなかった。

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f:id:mwenge:20200319101414j:plain 加茂川の土手で、保育園の子どもたちが、何やら楽しそうに遊んでいた。保育士さんたちは、十二分に子どもたちの健康に注意を払い、大変な思いをしているのだろう。

 


 植物園に入ると、桜が咲いていた。長く家にこもっていたので、時間がずいぶん経ったことすら忘れていた。いつもほどではないが、あちこちでカメラを花々に向けている人たちがいた。

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 オランダに住んでいる友人からメールがきた。ヨーロッパはどこの国も大変で、夫婦は自宅にこもっているようだ。二人ともアフリカ文学研究者で、定年退職している。旅行や観劇・コンサートに出かけることが大好きだが、自宅にこもって、読書やピアノの練習やら外国語の勉強、ガーデニングを楽しんでいるという。世界中の誰もがこの危機的状況を乗り切ろうとしている。

 あまりにもお天気がいいので、午後はベランダで過ごした。ガーデン・テーブルと椅子をニスで塗り替えて、気分を変えたいと思っていて、一週間ほど前から、古いニスを剥がしているが、なかなか大変で根気と努力がいる。昨日、アマゾンでニス剥がし液を購入したのが届いたので早速ためしてみた。吹きかけるだけで、見る見るうちにニスがとけて、さっと剥がれてくれる。これまでの苦労は何だったのだろうか。

3月17日 久しぶりのお習字

リハビリを終えてから、お習字のおけいこにでかけた。二週間前のお習字はお休みしたので、ひさしぶりだった。「弁転疑星」を書いた。この文字は「升階納陸 弁転疑星」の後半部。 

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意味は、宮殿に入る様を語っている。弁は冠のことで、転は転ずるという意味で、展開する、次々現れるの意。「疑星」は、星ではないかと疑うほど、きらびやかであるという意味。

 高官たちが宮殿に入る様は、まるで星のようにきらびやかであるということ。

 小学4年生の双子の男の子がお習字にきていた。コロナウィルスにより、京都市の学校が閉鎖されているので、お母さんに連れられてお習字教室にきていた。学校からは毎日のように宿題が出されていて、担任の先生が各家に配ってくるようだ。いわゆる主要科目(国語、社会、理科、算数)のプリント学習だけで、体育とか、図工、音楽などの科目はないので、身体を動かすことがないので、子どもたちにはストレスがあるという。

 昨日はドイツが国境を封鎖したという。数日前まではアメリカはイギリスを除くヨーロッパからの入国を禁止したが、昨日にはイギリスからの入国も禁止した。

 フランスでは博物館や美術館、エッフェル塔なども閉鎖した。レストランも閉店。世界中の観光都市は旅行者を締め出した。はやくコロナウィルスを封じ込めるという作戦なのだろう。あっという間に世界中に広まってしまった。

 今年の5月末にワシントンDCで開催予定だったアフリカ文学会は来年の5月末に延期になった。世界中から集まってくるので、しかたがないことだし、賢明な処置だ。

3月15日 ベランダの掃除

15日日曜日。ベランダの掃除をした。いよいよマンションの大修理で、3月24日からベランダの塗り替えがはじまる。それまでにベランダには、冷暖房の室外機以外、何も置かないようにとの指示があった。植木やらバーベキューの道具などを移動した。大きな木の鉢は家のなかに入れることにし、そのほかの小さなものは北のベランダに移動した。メダカの鉢も家の中に入れた。

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 ベランダには椅子とテーブルだけがある。濃い目のニスを塗っていたので、それを全部剥がして、薄めのニスを塗る予定にしている。古くなったニスを剥がすのに、スクレーバーを購入してきた。先が刃になっているので、ニス剥がしにはちょうどいい。少し時間がかかりそうだが、美しくなることを考えれば楽しくなる。

 娘が車で訪ねてきてくれたので、生活用品や食料品を買いに行った。トイレットペーパはようやく棚に並び出した。マスクは依然として、不足している。私はマスクを作っているので、要らないが、医療関係者や介護施設などで働く人たちには、マスクは絶対不可欠なものだ。そういうところに回っていないのは大問題だ。マスクの8割が中国で作られていたという。いまは国内生産にたよっているが、製造が追いついていないのなら、早く政府は何らかの手を打つべきだ。ようやく買い占めして高額で転売している人たちを取締る法律ができたが、現実には闇でマスクの売買が行われるような状況がある。

 報道によると、新築の家はできたが、トイレ容器は中国から輸入しているので、その品物が入ってこないため、家はなかなか完成しないという。経済のグローバル化が進む中で、物流は世界中をかけまわっているが、それらがストップすると、経済は回っていかない。まだ食品面での品不足は起こっていないが、こうした状況が長期につづくと、どうなるかわからない。米の買い占めなどもあちこちで起こっているようだが、昨日スーパーに行ったら、米は棚に並んでいた。日本の食料自給自足率は、たしか37%程度なので、こうした状況が長期に続くならば、生活が困難になるのは目にみえている。早くの事態の収束を願う。

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