Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

沖縄「慰霊の日」

6月23日は沖縄では「慰霊の日」の式典が行われた。終戦の1945年から今年で74年にもなる。糸満市摩文仁平和祈念公園沖縄戦で犠牲になった人たちを追悼した。沖縄では4人に一人が命を落とした。玉城デニー沖縄知事は「県民は想像を絶する極限状況の中で、戦争の不条理と残酷さを体験した」と述べ、「人間が人間で無くなる戦争は二度と起こしてはならない」と述べた。辺野古の埋め立て基地に反対する県民投票の結果を、政府が無視しづけることに強く抗議した。

 安倍首相も参列し、挨拶をした。沖縄に軍事基地が集中することについて、「何としても変えていかなければならない」と言った。辺野古の埋め立てなどについては無視し、いつもと同じく、言葉は空しいものだった。誰も彼の言葉を信じていないのに、どうしてここまで言えるのだろうか。彼は自分が発する言葉の意味を理解しているのだろうか。嘘が平気でつける人は、嘘が真になっていくのだろう。

 毎年、小学生が沖縄戦に思いを寄せた詩の朗読は、素直で誰の心をも打つ素晴らしいものだった。「戦争の悲惨さを 決して繰り返しては行けないことを 伝え継いでいくことは 今に生きる私たちの使命だ 二度と悲しい涙を流さないために この島が この国が この世界が幸せあるように」「家族と友達と笑い合える毎日こそが 最高の幸せだ」

 6月19日、東京都議会で、国に対して選択的夫婦別姓の法制化を求める請願を賛成多数で可決したという。反対は自民党だけだったという。理由は「夫婦別姓が家族を解体する」というものだ。夫婦別姓を認めていないのは、日本だけぐらいだ。世界の多くの国で夫婦別姓を認めているが、家族は解体していない。何ら問題はない。私自身夫婦別姓で仕事をしてきたが、家族との関係に何ら影響はないが、戸籍制度が様々な場面で立ちはだかり、面倒なことが多くある。