Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

5月1日 令和元年の始まり

 4月30日、衣替えの途中だったので、押し入れから冬物のセーターなどを取り出して、部屋に広げていた。何気なく押入れの敷居を見ると、濡れていた。上を見ると、袋戸棚がびしょ濡れになり、上からポタポタ雫が落ちていた。マンションの管理人さんは連休の休みだったので、マンションの管理会社の緊急連絡先に電話をかけ、状況を告げた。およそ一時間後に、建築会社の人がやってきて、あちこちと調べてくれた。雨漏りがする原因を突き止めるのに、なかなか苦労していた。屋上に上がり調べてみると、樋にゴミが溜まっていて、水はけできずに水たまりができていて、どこかから漏れているかもしれないという。連休明けにはきちっと調べて、工事をしてもらうことになった。すぐに梅雨や台風の季節がやってくるので、しっかりと直しておかなければ。

f:id:mwenge:20190501210108j:plain   午後からお習字のお稽古。娘も久しぶりに筆で文字を書きたいというので、一緒に行く。娘は「令和」を書いていた。私は「遂物意移」を書く。「守眞志満」の続き。意味は「眞を守れば志は満たされる。物を逐えば意(こころ)は移る」。

 

 4月30日は、どのメディアも、天皇の退位を取り上げ、平成の終わりを告げた。厳かな古来から綿々と続く退位式をみることができた。この30年間の天皇・皇后の歩みを写真で綴った。「国民に寄り添う」「人間天皇・皇后」のお姿を強調した。翌日の5月1日は、新天皇の誕生と即位式。令和の始まり。

 私の生活はいつもと何一つ変わらない。上賀茂神社から、社家町の裏道を通り、太田神社まで歩く。カキツバタが咲き始めていた。数年前には野生の鹿にカキツバタの花が食いちぎられていたが、鹿対策が取られたので、今年は大丈夫のようだ。

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 「神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ」 平安時代後期の歌人藤原俊成が詠んだ。1000年も前に生きていた人たちと、同じ景色を見ることができることを幸せに感じる。