Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

4月27日 「スーダンの日」に参加

 京都の堺町画廊で第二回「スーダン・カフェ」が開催されていた。夫から珍しく堺町画廊にスーダンのコーヒーを飲みに行こうと誘われた。堺町画廊のオーナー伏原納知子さんには久しぶりにお会いする。30年以上も前に、伏原さんたちと一緒に「スワヒリの昔話」を読む会などを始めて、ほぼ毎月のように集まりを持っていた。アフリカ関係の展覧会や催しがあると、出かけていた。しばらくご無沙汰していたので、コーヒーにつられて久しぶりに出かけた。

 スーダンからの留学生のお話を聞いた。つい最近2019年4月7日のスーダンの首都ハルツームで500万人のデモがあったという。日本ではほとんど報道がされていないので、知らなかったが、BBCアルジャジーラなどでは報道されていた。日本政府は2011年にスーダンから分離独立をした南スーダンを支援してきた。自衛隊PKOとしてスーダンに派遣した。現実には戦闘地域に自衛隊員が配置され、戦闘状況を体験した。だが、その時の自衛隊の活動日報が隠蔽されたが、しばらくして出てきたと政府は発表した。政府として隠さなければならない事情があったのだろう。

 スーダンからの留学生によると、スーダン国内では南スーダンとも協力して国づくりに力を入れている。その表れの一つが、昨年12月から始まった現政権への退陣要求だ。ある種の現代の民衆革命が国内で起こっているという。

 南スーダンは国連を通じてアメリカなどの国によって分断された。日本は絶えず国連の名の下に、アメリカに追随して南スーダン自衛隊も投入し、他国の分断に手を貸し、莫大な援助をしてきた。日本は多くのアフリカの国で、莫大な援助金を餌に、日本の国連常任理事国入りを狙っているのは明らかだ。アフリカ諸国やアフリカの人々への理解は全く感じられないのに、莫大な援助をしている。安倍首相のアフリカ諸国に対するパフォーマンスにはうんざりする。

 こんなにも大勢のスーダン人が関西にいるのかと思わせるほど、スーダン人が集まってきていた。こうしてアフリカの人たちに「一つに集える場」があることは心強いことだろう。