Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

大原の朝市と映画「不思議のクニの憲法」

 友人からお誘いを受け、大原の朝市に早朝から出かけた。お花屋さんは今日は来ていた。姫コブシ、山ツツジヤシャブシ、椿、花桃などの木があった。山から春がやってきた。

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あちこちにお花を生けた。優しい気分になる。

 大原から高野川沿いの見事な桜を見て、出町柳から鴨川沿いの桜を眺めながら、上賀茂まで帰った。大原も桜が満開で、京都のどこも一斉に桜が満開となった。 

 朝食後、加茂川沿いを北に歩いて、上賀茂小学校で地方選挙の投票をする。いいお天気なので大勢の人が歩いて投票に来ていた。

 お昼からは「不思議なクニの憲法」を観に行く。松井久子監督のドキュメンタリー映画。映画は憲法9条、13条、24条が明記している意味を様々な専門家や当事者の立場から語る。その根底には安倍政権がなぜ憲法を変えたいのか、自衛隊の位置づけを9条に明記したい理由は何かを問う。松井監督は言う。「現憲法は、「国民主権」を保障し、個人の「基本的人権を尊重」し、時の権力から国民を守るためにあるという根本のところが覆されようとしている」と。

 憲法9条の主語は、明確に「国民」であるが、安倍政権が変えようとする、あるいは捻じ曲げて解釈しようとするのは、主語が「国家」であり、国民は国家から規制を受ける対象となっている。メディアを統制し、権力の私物化を進める安倍政権の危うさを注視しなければならない。

 政治学・女性学の研究者岡野八代さんと松井監督との対談を中西豊子さんがまとめられた。岡野さんの明確な分析に納得。多くの友人・知人に久しぶりに出会った。

 大急ぎで、家に帰り、夕食を食べて、娘の家に行き、高二になった孫に英語を教える。新しいテキストになり、気持ちも新鮮。過去完了進行形について学ぶ。今日は1日が長かった。