Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

 3月25日。朝早くからソウルの街を歩いた。25,088歩も歩いた。朝7時過ぎに市場にナッツ類、のり、キムチやイチゴなどを買いに行った。朝の3時から開いているという市場で街の人たちが買いに来る場所だそうだ。観光客向けの店では値段が何倍もする。早朝のひんやりとした綺麗な空気の中を歩くのはいい。

 いつもは韓国のお粥を食べるのだが、今朝は24時間開いているというサンドウィチ屋さんでサンドウィッチを購入して、ホテルで食べた。鉄板の上にバターを塗りつけ、その上に食パンをのせ、ひっくり返して、その上にチーズ、薄焼き卵、ベーコンなどを乗せていく。もう一枚のパンを乗せて出来上がり。合理的な作り方だと思った。

  ソウルの最高裁判所の前で、数人が「中絶禁止法」に対する抗議をしていた。

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日本は第二次世界大戦直後に世界の中でも早くから「中絶」は合法化された。しかし、韓国ではいまだに、中絶を施術した医師までが罰せられるという。およそ30年前にアイルランドのダブリンで国際女性学会があった時、女性の議員が会議中に「中絶禁止法」がいかに女性の人権を侵害しているか、女性差別の根源になっていることを訴えていた。アイルランドでは、予期せぬ妊娠をすると、イギリスに中絶手術をしに行くと報告されていたことを思い出した。

 

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孫娘たちは、韓国の民族衣装を着て北村地区を歩いた。この地区は、李朝時代、朝廷で地位の高い人たちの住まいがある場所で、今もその姿をそのまま留めていて、一般の人たちが住んでいる。高級住宅地として、観光化している。世界中からきた観光客が韓国民族衣装を着て、歩いている光景は少し異様だと思った。だが、昔の時代にタイムスリップしたような雰囲気があった。

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   この地区をしばらく歩いて周り、遠くから景福宮を見た。以前には何度か来ているので、ここには入らなかった。日本、韓国、中国と共通する文化が長い歴史の中で作られてきたことを感じる瞬間だった。

仁寺洞まで歩き、各種のお店をのぞいてみる。韓国料理店で、遅めの昼食をとった。ソウル駅、南大門、明洞、東大門と孫たちのショッピングに付き合う。本当によく歩いた一日だった。