Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

3月17日、「高齢社会をよくする女性の会・京都」に

 朝、友人から、京都文化力プロジェクト2016-2020「街にアートがPOP UP!」を見に行かないかと誘われた。ロームシアター京都・岡崎公園で「ヨタの鬼セレブレーション」が展示されていた。ヨタとは国際単位で、最も大きな値を示す単位のこと。私は知らなかった。センチとか、ミリとか、デシとかの単位、キロ、メガ、ギガ、テラあたりは知っていたが、ヨタは知らなかった。要はでかい作品という意味のようだ。

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京都市の条例で高さ10メートル以上のものは立てられないという制限があるそうだ。そこでヨタという木崎公隆と山脇弘道の二人の現代アートのユニットの作品「花子」が展示されていた。この作品は横倒しになっていた。東北地方でよく作られているコケシをモチーフにしたものだ。ジャンル、枠組み、ルールなどあらゆる価値観を打ち破る作品制作を目指しているという。面白いと思った。

 ロームシアター京都の他には、旧京都府立総合資料館でもう一つのアートが展示されていたので、地下鉄で移動すれば簡単だったので、そちらも見にいく。ユージン・ソレールさんの「Kyoto Urban Wind Installation」という作品。

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  5万本の葦で作った作品。葦の先には5千個の鈴がついているので、風が吹くと鈴が優しい音色でなる。なんとも言えない安らぎの空間。全国から葦が集められたという。作品のアイディアは京都の嵐山で笹の葉をさらさらと通り抜ける風を感じたときの感覚や感情、雰囲気を表したという。係員の方が折れた葦を丁寧に抜いていた。作品制作にはすごい時間と人手を要したという。

 午後からは「高齢社会をよくする女性の会・京都」の会長を長年務めてこられた中西豊子さんのお話を聞きに行った。高齢者の介護を家族だけに負担をかけるのではなく、社会が高齢者を支える社会制度や保険制度を作るまでのご苦労を話された。私自身も母の介護を通じて高齢社会について考えるようになった。この会の最新号の会報が届いた。そこに新入会員として自己紹介文を書いた。

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