Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

五輪担当大臣は失言で済むのだろうか?

 13日、衆議院予算委員会で五輪担当大臣桜田義孝の発言が問題になっている。競泳の池江璃花子選手が白血病を公表したことに対して、「がっかりしている」「盛り上がりが若干下火にならないか心配している」と述べた。この言葉は、多くの批判を浴び、撤回しているが、それでは済まない。メディアの大方は池江選手に対して応援のエールを送っているが、ちょっと騒ぎすぎではないかとも思う。18歳の池江選手は、思いがけない病気に戸惑い、混乱し、失望もしただろうが、それを超えてしっかりとメッセージを発信した。すごい覚悟と勇気ある行動だと思う。私たちは今はそっとして彼女の治療を見守るべきではないかと思う。

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 それに対して、オリンピック選手を「国のもの」としか見ない閣僚や五輪担当大臣の非人間的な感覚に呆れてしまう。予算員会で、野党は安倍首相に桜田氏の罷免を求めたが、安倍首相は、問題だとすら感じていないようだ。オリンピック憲章も読んだことがない人が五輪担当大臣とは、なんだろうか。オリンピックもワールド・カップも、スポーツの名の下に、国威高揚や国家主義を丸出しにしているが、オリンピック憲章にはそんなことは全く書いていない。安倍首相はオリンピックで顔出しをして、「マリオ」になりたいのだろうか。安倍首相の座はそれまでもつだろうか?早く退陣してほしいと思うのは私一人だけではない。