Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

やっぱり物つくりが好き

 ミシンがけが一番好き。無心になれて物つくりに夢中になれる。ずっと前から、しなければならない仕事から逃げ出して、ミシンがけをすることがあった。出来上がるまで、あれこれ考えながら出来上がるのを楽しみにしている。この寒い時期に2枚のセータを編んだ。一枚は3ヶ月もかかった。もう一枚は太糸なので、一週間もかからなかった。

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この数日は暑かったので、毛糸の服は洗濯をしてしまおうかと思っていたが、また少し肌寒くなったので、まだそのままにしている。赤色の毛糸は野呂英作さんの糸。先日東京に出かけた時、別の野呂さんの糸で編んだセーターを着ていた時に、名古屋の方から野呂さんの糸のことを知っておられて、そのセータを褒めてくださった。嬉しく思った。野呂さんの糸にはシルクをより合わせて入れ、手染めで様々な色の濃淡を出していて、編んでいて楽しいし、じっと見ていてもなかなか飽きない。あと、ドイツのマルティナ梅村さんの糸も好きだ。こちらの糸は細いので、3号針で編まないといけないので、なかなか時間がかかるので、手袋やマフラーのような小物しか編めない。

 今シャツブラウスを作っている。出来ればブルグにアップします。ではお楽しみに。

 昨日来のニュースは、相撲の土俵に看護師さんが上がって、くも膜下出血で意識不明になった市長さんの応急処置をしたことが問題になった。「伝統」か「女人禁止」かが議論された。場内アナウンスで「女性の方は土俵から降りてください」と言った。看護師さんの懸命な応急処置で市長さんの命は救われた。市長さんが担架で運ばれた後、土俵は大量の塩を撒かれ、「清め」られたという。

 こんなことは、何十年も前に議論済みで、女性の身体を「穢れ」とするのは、女性差別の思想の根底に刷り込まれたものである。こんなことを口にし、また実践する状況があることに愕然とする。今回の出来事は、「緊急を要する人名救済」の特殊な場合という捉え方で、根本的に「女性の身体が穢れている」という思想からは一歩も進んでいない。すべての人類は母親から生まれてくる。「穢れた身体」から生まれるのではない。女性を蔑視しなければならない男性優位思想が問題なのである。

 かつての大阪府知事が女性だったことから知事杯を土俵で渡せなかったことや、土俵と女性との関係が様々物議を醸したが、一歩も進歩していない相撲界に唖然とする。「国技」を理由に何をしてもいいわけではない。