Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

ターナー展に行く

 知人に誘われてターナー展を京都文化博物館に行った。ターナーの繊細なタッチに見入ってしまった。ターナーのイメージは、私の頭の中で、嵐の海などの海景が強かったが、想像以上に風景画には惹きつけられた。水彩、油彩など縦横に描くターナーの世界にひきつけられた。とても優しいタッチと繊細な色彩に見入ってしまった。

 実は20年ほど前にターナーの版画を購入して一枚持っている。しばらく見かけなかったので、今日探してみると、階段の上のほうに掛け変えていた。いつも目にしていた場所にはなかった。あらためて、見てみると、今日のターナー展でみた作品と同じく、丁寧なタッチと風景にすい寄せられた。

 私が持っている作品の説明書がついていた。作品のタイトルは、Traitor's Gate, Tower of London, 原画はターナーだが、版画にした人は、E.Goodall (1795-1870)。技法はスチール・エングレービング。制作は、1833年、Wilton Gatalog, No. 1187。シリーズは、サミュエル・ロジャース『ポエム』、

説明署には、こう書いてあった。

 「ターナーは、生涯にわたって銅版画の仕事に情熱を燃やした。彼はそのために忙しく旅行し、デッサンを描き版画家に手渡し、出来上がった作品に手を加え、妥協のないやり直しを命じた。あまりの厳しさに有能な版画家と喧嘩訣れすることも珍しくなかった。その結果、美しい比類のない技術を尽くした多くの作品が生まれた。ヨーロッパ版画史の中でも特筆すべきものとして美術史の専門家の高い評価を受けている。」

 ターナーの版画を持っていたことをあらためて嬉しく思った。125X135. 

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