Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

神戸の震災から23年

 1月17日、阪神・淡路大震災からちょうど23年目。震災が起こった当時、私は南アフリカヨハネスブグルにいた。日本との時差が7時間あり、朝の7時のニュースを見た南アフリカ友人が電話をかけてきて、私の家族の安否を気遣ってくれた。当時私が住んでいたところにはテレビがなかったので、ヨハネスブルグに住む友人の家に行き、テレビを観て、震災の大きさに驚いた。一番に目に入ったのが、西宮付近の阪神好走道路が寸断され、道路に落ちていた。長田ではあちこちから火の手があがっていた。国際電話は通じたので、京都の自宅に電話をし、無事を確認した。数時間前には1月16日が誕生日の娘と話をしていた。スキーに出かけていて、予定を早めて16日の夜に帰ってきたという。翌日17日の朝に帰ってきていれば、地震に巻き込まれたかもしれない。西宮の友人、神戸に住む友人などに電話をし、無事だったので、ほっとする。あの地震で6000人以上が命を奪われた。

 その後、神戸の街に行くたびに、どんどん復興して、いまでは地震のあとかたもなく、新しいおしゃれな建物が立ち並ぶ。山からすぐに海という町で、ケープタウンにも似ていて、つい町中を歩きたくなる。表面的には町は変化して、過去の面影が消されていくが、心の中の風景はいつまでも変わらない。

 福島と東北も熊本も他の場所でも同じだ。早く復興することを祈る。福島の経験は世界中の原発を抱えている国にとっては、大きな教訓になっている。だが、まだ復興の道筋がたっていない。なのぢ、日本政府は原発を世界中で売り歩く。

 最近では日立製作所がイギリスの原発建設を請け負い、日本政府のその資金を全面支援するというものだ。なぜ、安倍首相は国内の問題を放置して、海外の事業に莫大なお金をばらまくのだろうか。すべて私たちの税金から使われている。

 月二回の習字の練習に午後からいく。千字文から「學優登仕」を書く。意味は、「礼の実習において、優美であれば官庁に登って、仕事につける」。學という字はなかなか面白い。頭に興味のあることを学ぶということなのだろうと想像する。

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キーボードで文字を書くことを多く、日本語を手で書くことを忘れそうな生活のなかで、決してうまくはないが、ひととき筆を持って、漢字を書くことができるのがうれしい。

 お習字の帰りに、筋トレジムに行く。30分ほどだが、汗がでてきた。真剣に取り組めている証拠かな?

 2、3日前から残り毛糸で編み始めた帽子がようやくできる。帽子はよく無くすので、いくつあってもいい。服によって、気分によって帽子をかえる。地下鉄やバスに乗っているときに素敵な帽子を見かけると、同じように編んでみようと挑戦する。

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