Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

なぜ安倍首相はICANをこばむ

 1月15日は旧成人の日。現在のように成人の日が変わることはなく、1月15日が成人の日としてかなり長い間固定していた。普段の日に成人の日が入ると、休日であれ、故郷を離れた人にはなかなか地元に帰るのは難しくなり、第二月曜日が成人の日となった。

 ここ10年ほど前から、高校時代の数人の友人たちと「旧成人の日」に出会って「小正月」に、無病息災を確認しながら、美味しいものを食べながら、楽しいひと時を持っている。今年は、「薬膳料理」を楽しんだ。

 朝日新聞の夕刊第一面に、ICAN事務局長ベアトリス・フィンさんが広島の平和記念公園や平和祈念資料館を訪れたニュースが出ていた。見出しにあるように、核の終わり見届けるために尽くすという。「日常生活が一瞬にして奪われtことが理解でき、大変心を動かされた。二度と核兵器が使われないようにするために取り組んでいく決意を新たにした」と語ったと伝えていた。ICANは世界の核兵器禁止を求める運動を繰り広げてきたことで、今回の平和賞を受賞した。

 安倍首相との会談を希望したが、政府から断られたと言う。安倍首相は、ノーベル文学賞を受賞したイシグロ•カズオ氏に対しては賛辞を送り、日本のピースボートなどが関わっているICANノーベル平和賞の受賞を無視した。核兵器禁止条約に反対し続ける日本政府は、世界からも非難の的だ。だから、ICANには会いたくないのだろうし、ノーベル平和賞の受賞を無視し続けるのだろう。毎年、8月の広島の記念集会に安倍首相は参列するがどんな気持ちなのだろう。全く心の痛みを覚えないのだろう、本来ならば唯一被爆国である日本が世界の先頭に立って、核兵器廃絶を求めていかなればならないと思う。なんとも情けない。