Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

同級生との出会い

 高校時代の友人が帰神するので、世話役の幹事さんが食事会を準備してくれた。友人は36年もロシアで暮らしている。この3月にはロシアのサハリンでの仕事を終えて、日本に帰ってくるという。子供時代を過ごした神戸ではなく、子供さんたちの住む千葉に住むらしい。今回の帰神は、両親のお墓詣りなどを兼ねたものだそうだが、今後は神戸に来る機会もないという。集まったのは16名だったが、私自身は高校と大学を共に過ごしたので、本当に久しぶりの再会だった。大学卒業後は、商社で勤め、最後は日本文化センターのセンター長をされた。学生時代にロシア語を勉強したことを生かして、ロシア社会に深く根ざして、生活をしてこられたので、彼の発する言葉には重みがあった。日本ではロシアに関わるニュースの多くは政治絡みのものが多いが、ロシアの人々の暮らしや文化などはほぼ伝わることがないという。ロシアの人々に、日本の文化を紹介しながら、日本とロシアの橋渡しになることを願って生活してきたと話された。何よりもロシア語が彼の人生で大きな役割を果たした。奥さんもロシア語を学んだ後輩だったこともロシア生活を支えたという。

 同じ高校で学んだ人たちが、それぞれの人生を振り返って、思いを語り合い、こうして長い年月が経ち、それぞれを受け入れている場と時間を共有することができ、嬉しかった。