Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

10月5日、神戸へ

 10月5日(日)、母の家の整理に出かける。母は生涯専業主婦だったが、母の衣服を整理していると、何一つ捨てることなく、大事にとってあった。それぞれの服を着ていた頃の様子が目に浮かんでくる。妹が丁寧に作った服も大事にとってあった。晩年着る機会もなかったのに、大事にしまっていた。押入れの奥の手に届かないところにしまっているので、ここ10年以上は絶対に手を通したこともないような服がたくさんあった。私自身も物を捨てられずにいるが、そろそろ断捨離をしないと、いけないと思った。母は物がない時代をくぐり抜けてきて、3人の子供たちが巣立った後には、自分のために楽しく暮らしてきたと思う。その様子が、数々の洋服に表れているように思った。

 母の洋服は私も妹も趣味が違うので、着ることはないのが、悲しい。だから本人が早く断捨離をしておくべきなのだが、そういうことが母にはできなかった。人が亡くなるということは、多くのものと一緒に無くなっていくのだと思った。