Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

孫に呼び出される

 孫が通う高校の郊外学習で京都の祇園にある吉本劇場での観劇にやってきた。中身については詳しく聞いていないが、「面白かった」の一言。高校として、祇園花月に学生を連れていく意図はどこにあるのか、よくわからない。そこで演じられている漫才と新喜劇は、テレビでもよく放映されているので、子供たちもよく知っているはずだ。

 社会見学が終わった孫と、四条河原町で待ち合わせた。久しぶりに京都の繁華街を歩いてみた。若い人たちの興味は、学校生活と関連して文具や小物にあるので、東急ハンズで長い時間を費やした。シンプルで機能性だけを重んじるのではなく、様々なデザインに興味があるようだ。そのせいか、さまざまな企業が商品販売競争をしているように思った。おかげで、日頃見ないような商品を知る機会にもなった。

 5月8日、衆議院予算委員会で安倍首相は憲法改正草案に関する質問に対して、「自民党総裁としての考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてあるので、熟読してもらってもいい」と答えた。テレビの放送でこの問題が取り上げられ、批判が続出している。この言葉に多くの人が唖然としたのではないか。

 トランプ大統領が自分を批判するメディアを排除して、自分を持ち上げるメディアだけを取り上げるやり方と同じである。メディアを完全に支配する姿勢に国家の代表としての資質を問いたい。独裁の姿勢を強めてきた。

 憲法改正などという重要な議題は、国会で十分に議論すべき問題であるにもかかわらず、特定の新聞社の記事に丸投げするような態度はあまりにも傲慢。森友学園問題に関しては逃げ続けて、説明責任を逃げている。こんな首相は早く辞めていただきたい。

 さらに、何んでもかんでも「2020年のオリンピック」を出しにして、議論すべき問題ではない。