Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

整体とシャツブラウス作り

 ここしばらく整体に行く機会がなかった。久しぶりに行き、体をほぐしてもらう。あまりにも体が硬くなり、足腰が痛かったが、少し軽くなった感じ。整体の先生もここしばらく前にお母さんを亡くして、しばらくお休みを取っていた。先生のお母さんは62歳だそうで、若すぎる。同じ時期に母を亡くしたので、共通する話で盛り上がった。春らしい日和が嬉しい。桜もあちこちで開花し、後一息で満開になるだろう。

 晩年の宇野千代の言葉にこうある。

 「しあわせって、桜のようなものよ。ああ、今年も桜に会えた。ただそれだけのことなのに。ほっとして、しあわせな気分になるでしょう。私はいつか花咲婆さんになって、しあわせの種を籠いっぱい入れて、ぱっぱっとまきたい」と。

 私は以前に宇野千代のエッセイを読んだことがある。小さな頃、桜が咲くとお母さんに連れられて花見に出かけた。「貧乏人にも、金持ちにも桜は平等に咲く」と母が言ったという言葉を読んでなんだか嬉しい気持ちになった。桜をモチーフにした作品が多いのもこうした気持ちが根底にあるのかもしれない。

 桜が咲く頃は、新学期、新入社員のイメージが強く、新しい人生をスタートさせる気分と一致する。

 午後にはシャツブラウスを作り始める。リバティの布で作る。以前に作ったものの色違い。袖のつけ方(左右を間違ってつけた)を間違えたので、明日袖の部分を解いて、付け直そう。袋作りの腕が上がってきたが、その技術があちこちで役に立つ。

 お店でデザインなどをよく見て、気に入ったものをなんとか自分で作れないかと考えるのが好きだ。