Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

野呂英作さんの毛糸

 野呂英作さんの毛糸に出会ったのはおよそ10年前だった。美しい色合いの糸で、独特の風合いがある。愛知県に本店があり、世界中で販売されているという。もう一つ気に入っている毛糸はマルティナさんのドイツ製のものだ。いろんな色が一本の糸の中にあり、どんな色が出てくるかワクワクしながら編める。マルティナさんの糸は、京都の手作り市で出あうが、3号針で編まないといけないので、根性と覚悟がいる。せいぜい編むのは手袋か帽子かマフラー程度である。

 冬になると夜テレビを見ながら編み物をするのが好き。母のところに出かける時には、電車の中で、病室で編み物をしながら、いろんなことを考えるのが好きだ。野呂英作さんの毛糸は、私がよく行くお店に置いてある。時々バーゲンをするので、その時に購入する。今日もひょっこり覗いたお店で、野呂さんの糸が20%引きとあった。この冬はもう3枚もセーターを編んだが、まだまだ寒い日が続きそうなので、もう一枚春先に着るセータを編んでみようと思った。

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野呂さんのこの糸は、羊毛とシルクが入っていて、糸の染めも独特である。出来上がったときの模様と色あいが想像もつかないが、それが楽しい。8号針で編んでいるので、結構ザクッとした感じになるのではないか。袖口から編み始めているので、糸の色は縦シマになるはずだ。

 今朝も一面雪が積もっていた。全国的に雪に見舞われ、大きな被害が出ているところもあるそうだ。雪国の人達は雪対策が出来ているだろうが、日頃雪のない地域で大雪が降ると、生活の動線が切断され、雪かきで命を奪われる人たちがいる。地球規模で気候に人間は翻弄されているが、本当に自然の前に人間はなすすべがないのだろうか。軍事研究に莫大な費用が投入されるというが、もっと暮らしやすい人間社会を作るために国家の予算が使われてもいいのではないかと思う。