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Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

母の大腿骨骨折

4月初め、私がアメリカに出かけている間の4月10日に、母が部屋で大腿骨骨折をして入院、手術をした。私は4月14日の夜に帰国し、メールをチェックしている時に、熊本で大地震がおこった。熊本にいる友人にメールをして無事を祈った。翌朝になって友人が無事だというメールが届いた。

 4月15日、母が入院している神戸の病院に駆けつけた。骨がもろくなり、最も折れやすくなっているので、ちょっと転んだだけでも大きな怪我になるそうだ。蝶番のようなもので骨を固定して治す処置が取られたのだが、それがうまくいかず、2週間後に人工骨頭を入れることになった。手術自体はそれほど大したことではないらしい。医師から将来車椅子の生活か、歩けるようになるかの選択を迫られた。母は長年、一人暮らしをし、1年7ヶ月前からケアハウスで暮らしている。子供たちは母が歩けることが何よりも大事だと思った。

 以前から軽い認知症があり、時々何度も何度も同じことを聞き続けることがあったが、それでも日常の会話に支障がなく、ここしばらくはごく穏やかに暮らしていた。ところが入院後はどうも認知症が進行したのか、入院生活は大変だった。絶えず看護婦さんを呼び、体の向きを変えて欲しいと要求したり、苦しさを訴え続けた。実際には手術後の回復はうまくいっていた。

 ついに病院側から午後から夜寝る前の時間帯を家族の付き添いを求められ、2週間ほど兄と妹と私の3人で何とか乗り切った。手術の方はうまくいき、今後は歩行訓練を受けるために、リハビリ専門の病院に転院することになった。

 母の認知症が進行したのか、このリハビリ病院では歩行訓練を専門にしているので、認知症のケアができないとのことで夜間の付き添いが求められた。すでに3週間近くになり、母の病室で簡易ベッドで付き添っている。

昼夜が逆転しているのか、夜には全く眠らない。ほぼ朝方5時頃までぐずぐずと続く。トイレを要求すると、車椅子に乗せてトイレをさせるが、半分以上、頭と体は眠っているので、しっかり立てないし、トイレに行ったことも忘れてしまっている。ベッドの上に起きたり、寝たりの繰り返し。足の筋肉が衰えているので、しっかり立てないので、母も大変だろうが、介護している私たちも、母から目が離せないし、母の要求を受け入れている。夜に寝ていないので、昼間はほぼ頭も体も眠っている状態で、リハビリの訓練は受けられていない。リハビリをしないといけないという意識も意欲もないので、ここに入院して以来、まったく進展はない。

 認知症があるので、いくら言葉で言ってもわからない。日々母の精神が混濁していくのを目にしながら、いつこの状態から回復するのがわからない状況に、戸惑いと疲労感が募っている。