Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

紅葉を求めて

 朝の散歩コースを少し変えて、修学院周辺を歩いた。鷺の森神社を抜け、曼殊院へ向かう。鷺の森神社から左側の緩やかな坂道をのぼっていく。

 かつて足袋屋さんの福助の別荘がある。これは京都市に寄贈され、その建物をしばらく京都精華大学が借り、修学院荘として海外からのお客さんの宿舎として利用されてきた。私自身もよく利用させてもらった。1992年には、韓国の作家・芸術家や、アフリカの作家を招待して、「アジア・アフリカ文学者会議」を開催した。また、2000年にはジンバブウェから劇団を呼んで、関西や東京で公演をした。ジンバブウェからは総勢14名が来日し、他にニューヨークから2名がやってきたので、てんやわんやだった。京都で宿泊にホテルや旅館を使うと、とんでもない料金になるので、それはありがたかった。いまは、京都市にお返しし、京都精華大学は修学院荘を維持していない。

 この周辺はいまでも当時とは変わっていず、比叡山の裾野になる辺り一面は、のどかな景色で、眼下に京都の町がひろがる。ナツメの畑がつづく。綺麗な赤い実がなっていた。ナツメは夏に芽をだすことから、その名があると言われる。

 

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 曼殊院の紅葉はすばらしい。いまではここには大勢の人がやってくるようになったが、少し前までは、地元の人たちに親しまれ、ひっそりとしていた。今年は例年より早く曼殊院にきてしまった。紅葉が始まったばかりなので、見事に真っ赤に燃える紅葉には出会えなかった。

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帰りに上賀茂神社の紅葉をチェックした。ここもあと1週間先まで待たなければならないと思った。赤は元気をもらう色だ。出直そう。

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