お天気も晴れ、車山の頂上の観測所が見える。山頂まではリフトであがる。眼下には白樺湖が見えるが、残念ながら富士山は見えない。
久しぶりに、高山植物に出会う。かわいい花が厳しい気候の中でよく咲いているものだといつも思う。ハクサンフウロ、ツリガネニンジン、マツムシソウ、アキノキリンソウ
3段目は、ハハコグサ、ヤマハハコ。4段目はウスユキソウ、ワレモコウ。5段目ははぎ、あざみ。はぎにもいろいろな種類があるはずだが、これはマルバハギだろうか。
白いハハコグサを見るのははじめて。よくみるとかわいい。普通目にするのは黄色の花だが、信州の山では白くなるのかなあ。
今日は、敗戦から70年目にあたる。天皇は全国戦没者追悼式で「ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い(ます)」と述べられた。「さきの大戦に対する深い反省」とはじめて述べられたのは、絶対に戦争を起こしてはならないという決意を感じる。
だが、安部首相の言葉にはなぜか白々しさを感ぜずにはおれない。安部首相が本心で語っているならば、安保法制を強硬にすすめることなどできないはずだ。村山元首相は安部首相の言葉は「村山談話継承の印象はない」ときっぱりと述べた。
この時期になるとテレビも戦争の証言を組み立てた作品が多い。この時期にだけ戦争について考えるのではなく、いつも頭の片隅におき、絶対戦争を起こさせないように、私たちの力を結集する時だと思う。