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Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

広島への原爆投下の日

今日は70年前に、広島に原爆が投下された日だった。記念式典では、松井一実広島市長は、「2020年までの核兵器廃絶と核兵器禁止条約の交渉開始に向けた世界的な流れを加速させるために、強い決意を持って全力で取り組みます」と決意を述べた。
 それに対して、安倍総理大臣は、「世界の指導者や若者が被爆の悲惨な現実にじかに触れることを通じ、『核兵器のない世界』の実現に向けた取り組みをさらに前に進めて参ります」と白々しく語った。

 最近の参議院特別委員会での審議のなかで、中谷元防衛相は、「ミサイル」も武器にあたらない、「あえて当てはめるとすれば、弾薬に整理できる」という見解を示した。これに対して福島みずほさんは、ミサイルは「武器」に分類されると指摘し、「言葉遊びをしてはいけない」と厳しく批判した。安倍政権は、言葉を巧みにあやつりながら、安保法制に関する質問に答えようとしているが、見え透いた嘘が多く、本質は「戦争への道」を選択している。

 夜、NHKのドキュメンタリー番組「きのこ雲の下で何が起きていたのか」をみた。原爆体験者の証言と、記録として残されていた写真を今のコンピュータ技術によって動画として再現していた。あまりにも悲惨な光景だったことに驚いた。

 何度か、広島平和記念資料館に出かけたり、原爆ドームを目にしているが、想像できないことが多くあることに気づいた。被爆者が番組の中で語った証言はとても重みがあった。後世の人たちに「戦争の悲惨さ」「原爆の残酷さ」を伝えるために生きているのだという言葉を真摯に受け止めたい。

 番組は最後に、「核兵器、戦争が何をもたらすのか、私たちに問いかけています。」と結んだ。16日までNHKスペシャル戦後70年を企画しているそうだ。8月だけ、過去の戦争について考えるのではなく、今の 安保法制を阻止する声にも耳を傾けてほしい。

 今日は、100年前にいまの高校野球の前身がはじまった。その時に優勝したのは、京都二中(現鳥羽高校)だった。今日の開会式では鳥羽高校のキャプテン梅谷成悟君が選手宣誓をした。「8月6日の意味を深く胸に刻み、甲子園で躍動することを誓います」と語った。彼はインタビューに答えて、次のように述べている。「「100年」「歴史」「戦争」といったキーワードをもとに、副主将ら4人で練った。――歴史を振り返ること、悲惨な戦争があったことを絶対に忘れないこと」

 若い高校生のこの率直な平和を希求する思いは、ニュースで深く取り上げられることはなかった。とても残念。