Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

9月1日「防災の日」

9月1日は「防災の日」だが、この夏は日本のあちこちで水害が多発した。広島では多くの犠牲者がでた。異常な雨量と、山を切り拓いて宅地にした開発地での、誰もが予想できなかった土砂災害に見舞われた。東北大震災もそうであったが、自然の脅威の前では人間は無力だと思い知らされた。だが、人間の叡智により、大きな災害を避けるための方策はあるはずだ。徹底的に科学で裏づけされた安全環境を作って行くための努力をすべきであったはずだ。開発を優先させ、経済効果だけを計算して、人間生活の安全を置き去りにした結果かもしれない。
 福島原発の事故から3年半もたつ。何の解決もなく、今頃になって「吉田証言」を話題にしているが、誰がどう言った、どう行動したかというのではなく、実際には東京電力原発事故を処理しなければならないはずだ。世界中の専門家の叡智を集めて、どんな犠牲を払ってでも、解決に向けて努力をしなければならないのに、問題をずらしている。故郷を奪われ、避難させられている福島の人々のことを、真っ先に考えてほしい。私たち誰にでも起こることで、大震災や原発事故が私たちに教訓として教えてくれたことではないか。
 安倍政権は、いまや、まるで原発事故等なかったかのように、「日本は安全」「原発は安全」を喧伝して、原発技術を世界中に売歩いている。事故が起こればどう処理するのかという解決策もなく「危険なもの」を売れるのかと疑問に思う。「安倍さん、本当に責任とれるのですか」と言いたい。
 2020年のオリンピックに向けて、公共企業が動き始めている。これだって変。私のところのマンションの修繕補修工事が必要になってきたのだが、オリンピックが原因で改修工事に多額の費用がかかるので、数年見送りしなければならないかもしれない。マンションに住む住民にとって、安全が大事だ。台風と豪雨でマンションの前の鴨川の水位が急激にあがり、洪水がいつ起こるかわからない不安にかられた。
 日本中にいま改修しなければならない箇所がいっぱいある。私が住む地域でも、土石流、急傾斜地の崩壊箇所があちこちにあり、豪雨になる度に警報が出される。ああ〜〜〜〜〜。