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Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

3月も寒い

2月はあっという間に過ぎた。そして3月になっても、寒い日がつづく。今朝も冷え込みが強く、家の屋根にうっすらと雪がつもっていた。
 友人とヒルゲートで開催されている森 獏郎 板画展 「おらほの憲法9条 」を観に行った。森氏は信州の出身の版画家だ。版画作品を通して、「戦争はダメ」と表現していた。とてもほのぼのとした日常が描かれていて、安倍政権になってどんどん戦争の道へ走り出していることに危険を感じさせるものだった。
私が気に入って購入したのは、「わがこころはまるくまんまる』という言葉に添えられた優しい人のお顔を描いたものだった。 
 そのあと、元立誠小学校で開催されていたウイリアムケントリッジの「時間の抵抗」を観に行った。ウイリアムケントリッジ南アフリカ出身の映像インスタレーション作品を製作している。2年前に「京都賞」を受賞したアーティストであった。
 「時間の抵抗」は、ちらしの説明によると、「1980年代末からケントリッジは、木炭とパステルで描いたドローイングを部分的に描き直し、その変化を35ミリ映画用カメラで撮影して製作する「動くドローイング」とも呼べるアニメーション作品で世界の美術関係者に衝撃を与え、現代もなお世界中の若い世代の美術家たちに大きな影響を与え続けている美術家です。「時間の抵抗」は、20世紀初頭の近代物理学の誕生を研究するハーバード大学の科学史家ピーター・ギャリソンとケントリッジとの時間を巡る対話から着想され、野生動物にも似た美しく俊敏な踊りで知られる南アフリカの女性ダンサー、ダダ・マシロとのワークショップの過程で海あされた作品です」とある。
 見る側のイマジネーションを要求される作品で、時間をどう作るかが人間に要求されているようにも思えた。アパルトヘイトを経験したケントリッジだからこそ、他者によって作り出される「時間」に振り回されるのではなく、自らが作り出す時間・空間が大事だと思う。
 今日経験した二つの芸術作品の共通する姿勢に深くうたれた。