Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

朝の散歩

 1月は駆け足のように過ぎ去り、もう2月に入った。今朝は少し雨がふっていたが、空気がやわらぎ、気持ちよい散歩ができた。土手には水仙の花が可憐に咲きはじめていた。「水仙に光微塵の渚あり」(水原秋桜子

 鴨川に東側の土手にロウバイの花が咲いていた。黄色い、ロウのような花びらの梅にも似た可憐な花が枝にいっぱいついていた。山茶花は満開で、どんどん散っているが、椿はまだまだ莟も堅く、咲き始めるにはもう少し時間がかかりそうだ。気がついたのだが、山茶花は俳句の季語でいえば冬。「山茶花山茶花咲いた道、たき火だたき火だ落ち葉焚き、』と子どもの頃に歌っていた。椿は木の春と書くので当然季語は春となるのだ。芭蕉は「 鶯の笠おとしたる椿かな」蕪村は「椿落て昨日の雨をこぼしけり」。
水鳥は少なく、カモたちはどこに行ったのだろうか。ひとり寂しくしていたのが、ダイサギ鴨川にはユリカモメは群れていたが。