Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

1月25日 長浜の盆梅展を観に行く

琵琶湖畔の長浜で先日から始まった盆梅展を観に行った。ちょっとまだ時期がはやく盆梅はたくさんの莟をつけていて、花が咲くまで時間が少しかかりそうだ。だけども、部屋に入ると梅のあまい香りが一面に漂っていた。「東風吹かば・・・・」そのまま。すぐ近くに見える伊吹山は雪をかぶり、春の到来にはまだまだという感じ。
 昨年は2月の中旬に盆梅展に出かけたことを思い出したが、こうして長浜行きは、毎年の行事になりつつある。長浜の町は豊臣秀吉羽柴秀吉の時代に長浜城を築城し、町が栄えたところで、その時代をしのばせるものが多くある。NHK大河ドラマ江〜姫たちの戦国〜』で長浜が一躍脚光をあび、多くの観光客をひきつけた。また、今年の大河ドラマ軍師官兵衛』で再燃なるかというところだが、町をあげて、黒田官兵衛とゆかりのあることを宣伝していた。

 タイムスリップしたような感じで、長浜の町の中を歩き、昔をしのばせる布や和食器や瀬戸物などをみてまわる。
長浜駅の構内で長浜盆梅パスポートを1,000円で購入すると、長浜盆梅展+観光施設4施設に入館できるので、おとく。今回は、盆梅展(入館料500円)と、ながはまの官兵衛歴史館/長浜城歴史博物館(入館料400円)長浜アートセンター(入館料600円)海洋堂フィギュアミュージアム黒壁(入館料800円)ながはまの官兵衛城下まち館/曳山博物館(入館料600円)を見学した。長浜別院 大通寺は門が修復中で、特別展はなかったので、ここは無料だった。全部会わせると2900円分を1000円で廻ることができた。お得感は大きい。
 これまで一度も入ったことのないフィギュアミュージアムは、漫画やアニメにでてくる主人公や登場人物のミニュチュア・フィギャーを楽しめた。
 アートセンターではエミール・ガレのランプを数点みた。前回は日本家屋の家に西洋の古いアート作品が展示されているのをみた。とても雰囲気がよかったので、印象が強く残っていたが、今回は古くなった日本家屋を修復中で、別会場に移っていた。どこにでもあるような展示場にガラス張りの陳列ケースにガレの作品が並んでいた。ガレが日本の文化や芸術の影響を深く受けていることがわかった。
 昨年アートセンターで出会ったガレの作品に圧倒されたのだが、なぜ長浜という田舎町にガレの作品があるのが不思議な感じがした。そこで、館長さんに尋ねてみると、町おこしのプロジェクトで、第三セクターのプロジェクトとして関わっているときに、ずいぶん多額な予算がつき、ガレの作品をフランスで手にいれることができたということだった。
 私としては、ガレの作品に触れるだけでもありがたいと思った。