Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

11 月30日 比叡山へ

 とてもいいお天気だったので、朝の散歩をやめ、比叡山の頂上まで行くことにした。お弁当をリュックにつめ、いつもの散歩コースで、高野川から出町柳まで歩いて20分。いつものようにダイサギが朝食にいそがしい。遠く見える比叡山はことのほか美しい。



そこから叡山鉄道で八瀬比叡山口まで行く。わずか一両車であるが、11月末の土曜日でもあったことから、紅葉狩りに出かける人が大勢乗り合わせた。八瀬は大原に行く途中にあり、比叡山の京都側の登山口となる。モミジの名所で大勢の人がやってくる。燃えるような赤色は精神に活力を与えてくれる。
 

ここから、叡山ケープルに乗る。高低差が561メートルもある日本一のケーブルカーで、およそ14分ほどで比叡山の中腹まで一気にのぼる。そこからロープウェイで3分で頂上につく。そこにはガーデンミュージアムがある。私はこのガーデンミュージアムの年間会員になっていて、12月1日が今年度の最終日で4月中旬まで閉鎖されるので、ガーデンミュージアムに入る。ロープウェイで一緒にのぼってきた人たちは道をそれ、延暦寺の方へ歩いて行った。ガーデンミュージアムでは、ローズ園も花が終わり、モネの庭の花々たちは刈り取られ、来春に向けた花床になっていた。香りの庭にも花はなく、背の低いすみれが隙間を飾っていた。
 展望台でお弁当を食べ、反対の入り口から延暦寺を抜けて坂本行きのケーブルカー乗り場まで、およど30分ほど歩く。スギや檜の木の間の山道を抜けて行く。延暦寺の境内にある根本中堂で習字展があった。全国からおよそ7700点の作品のなかから、下の孫の作品が比叡山書道連盟賞を受賞し、展示されていた。特に習字を習いに行っているわけではないが、毎年北野神社の書き初めに参加したりして、賞を受賞していることから、字を書くことには興味があるようだ。

坂本駅までケーブルカーでおり、日吉神社のモミジを愛でて、京阪電車出町柳まで帰ってきた。およそ5時間半の長い散歩を楽しんだ。