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Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

11月1日 年をとるということ

 父のお墓がある筆山に行く。ここには母方の親戚のお墓もある。もともとは父方のお墓は南国市の十市というところにあった。山道の道なき道を行き、途中の開けたところにお墓があった。目の前に土佐の海が開けているところだった。13年前に父のお墓を建てるときに、母方の親戚の人たちが眠るお墓の近くに父方の先祖のお墓を移した。町の真ん中にあり、車で墓地までいける。「民権ばあさん」で知られる楠瀬喜多の墓もあるところだ。
 子どもの頃、母の実家がある、この筆山周辺でよく遊んだ。夏休みになると鏡川で泳いだり、はりまや橋や帯屋町や大橋通などへよく出かけた。
 母は92歳になるが、女学校時代の友人とお昼ご飯を食べ、昔話とおしゃべりを楽しんだ。母の友人は戦争で夫を亡くし、二人の娘を育てた。町から少し離れた農村地で長年一人暮らしをしてきたが、町中にあるホームに入ったという。ぜひにホームを見てほしいといい、母と私たち娘を招いてくれた。一階はデイケアーサービスをする福祉事務所であり、2階以上がホームになっている。母の友人は、ミニキッチン、居間、ベッドルーム、風呂トイレ、ベランダなどがあり、小さなマンションのような作りで、日当りも良く、目の前に筆山が見えるところにあった。高知城も商店街も近くにあり、とても便利な位置にある。
 このホームに住む人たちには大半が食事のサービスもあるが、母の友人は気丈夫に料理も作り、生活を楽しんでいる。毎日朝食時には新聞の天声人語を声を出して読んでいるという。カメラを趣味として、部屋の壁に思い出の写真をかざり、会話をしているそうだ。人生を楽しんでこられ、今も楽しんでいるようすだった。それを母に見せてくださったことに感謝をしているが、母はどれほど理解したかはわからない。母には長男と、私たち娘二人がいるが、古い考えにこだわり、長男家族に老後(すでにしっかりと老後ではあるが)を見てもらいたいという期待ばかりがあり、なかなかうまくいかない。ひとりでマンション暮らしをしているが、やがて限界がくるだろう。どうすればいいのか、私にはまだ思いが定まらない。今のところは時々様子を見にいくしかないのだが・・・・