Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

10月31日 高知へ行く

 母と妹と娘と四人で、4年ぶりに高知にでかける。今年92歳になる母の故郷で、私たちのいとこがいる。京都から母が住む神戸まで行き、舞子から淡路島を南下し、鳴門へ渡る。さらに徳島から高知道を通って、およそ5時間半。予定よりも早く着いたので、高知城を見に行くが、ほんの入り口のところでぶらぶらと過ごす。
 入り口の所には山内一豊が馬に乗った勇姿があり、お城へ登る入り口近くには、板垣退助の銅像があった。「板垣死すとも自由は死せず」という名言が記されていた。そして銅像のまわりにはセンダンの木がいっぱいだった。「せんだんは 双葉より 芳しい」で知られる。センダンの実も葉っぱも美しい。


高知城のセンダンの木は古木で有名だったとは知らなかった。こんなにもセンダンの木をたくさん見たのははじめてだった。私が朝の散歩で出会っているセンダンの木は、高野川の西側には一本だけが広々と枝を伸ばしていて、秋になっていっぱいの実をつけている。その清々しい木の変化を季節の移り変わりとともに楽しんでいたのだが、高知城で出会ったセンダンの木は、なにか板垣退助の自由を求める思想とマッチしている感じがした。センダンの木は「高知市の木」であることをネットで知った。

 ひさしぶりにいとことその家族に再会し、昔話に花をさかせる。