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Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

10月4日 Caryl Phillipsの講演 The European Tribe

 午後からは、Publishing and Translation in Theory and Practiceのセッションにでる。ここでは友人のWangui wa GoroとBecky Nana Ayebia Clarkeが共同でPublishing, translation and traducture in global contexts:* exploring 'future' through knowledge management in the Africana experienceを報告した。
アフリカ文学がヨーロッパ社会でどのように翻訳され、流通して行くか。またアフリカの言語がヨーロッパの言語に翻訳されているかが報告された。なかなか難しい問題であるが、こうしたインターラクティブな関係を作る上で、翻訳者の役割の大きさが改めて認識された。
 その後に、カリブ出身でイギリス育ちの作家Caryl PhillipsがRevisiting The European Tribeというタイトルで講演した。1987年に出版したThe European Tribeを再考するというものだった。アフリカ系の黒人がヨーロッパ社会で増えるなかで、アフリカ系の人たちはBlack Britishとかカリブ系イギリス人とかと、アフリカン・イタリアンなどと呼ばれるようになっているが、ではヨーロッパの人たちはヨーロッパ族と呼べるのか。非情に興味深い議論。
 夜の6時半からKingz7s Crossの近くにあるBritish LibraryでLinton Kwesi JohnsonとCaryl Phillipsとの対話があった。Lintonは、アメリカ黒人の公民権運動の闘いから大きな影響を受けたと語った。とりわけ彼はブラック・パンサーだったと述べた。彼の意識はラディカル・ブラックとして、歴史的に大きな役割を担ってきたことへの自負がある。Linton Kwesi Johnsonはレゲエ音楽を通して活動をしてきた。私自身は何度か彼のレゲエ音楽を、John la Roseが主催するRadical Black and Third World Book Fairで聞いたことがある。また、1991年の南アフリカで開催されたNew Nation 作家会議でもであった。少し年をとった感じがするが、相変わらず格好いい。CarylはLintonの前ではとてもおとなしいという印象をうけた。リントンを尊敬している様子が伝わってきた。