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Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

9月23日 ナイロビのショッピングモールでテロ

 21日の朝、ナイロビのウェストゲイト・ショッピングモールで武装集団アルシャバブにより、人質が大勢殺された。普通はショッピングモールはシネマや銀行、レストランなども併設し、最も安全な場所として、多くの人が利用する。そうした場所を標的にして、テロ集団が立てこもり、一般の人を人質にとってケニア政府への要求を突きつけた。ケニアの北側にある隣国ソマリアの過激派組織アルシャバブが「非イスラム教徒」へ向けて攻撃したと伝えられている。
私もこの近くに何度か訪れたことがある。ナイロビの町から少し離れた所にある開発地区だ。多くの人が車でやってきて、のんびりと食事をしたり、買い物を楽しむ場所となっているので、特に土曜日には大勢の人たちが集まっていたと思う。

 ごく一般の人がこの事件に巻き込まれたようだが、その中にガーナ出身の詩人コフィ・アウノーがいたようだ。1935年生まれなので、78歳になる。Facebookでアウノーのことを知り、Webで調べてみた。彼の死は確実のものだった。アウノーは、Storymoja Hay Festivalに参加していた最中の出来事で、当日に彼の朗読が予定されていたという。彼はアフリカ文学者としても多くの人から注目されていた。私も所属するアフリカ文学会の会長も務めたことがある人なので、私もどこかで彼に会っているはずだ。あまりはっきりとした記憶がないのは、それだけ温厚で物静かな人だったのかもしれない。今思い出せば、State University of New York, Stony Brookで開催されたときに、コートジボワールの作家アマドゥ・クルマがやってきた。「外交官、ビジネスマンとして活躍され、しばらくアフリカ文学から遠ざかっていたが、またアフリカ文学の世界に戻ってきた人」として紹介されたが、そのときに、コフィ・アウノーも一緒にいたように思う。アウノーも大学教師や、外交官として仕事をしてきたが、作家として活動することを忘れたことはなかったとクルマと同様に紹介されていた。