Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

9月7日(土) 帰国の途

 朝食をボブが作ってくれた。タマネギとチリをいため、目玉焼きにのせたので、グリーオニオンとか言っていた。トーストとコーヒと一緒にいただく。

シャミンの提案で、少し郊外にあるEmmarentia公園を散歩することになった。車でそこまででかけ、1時間ほど歩いた。広々とした公園で、川が流れていたり、ダムがあったり、植物園があったりと、多目的な広場。犬の散歩をしている人、誰かの誕生日らしく、運動会に使うような旗を張り、さまざまな家族が集っていた。土曜日の午前を友人たちと過ごす、子どもたちは広々としたところで、伸びやかに遊べる。あちこちの人の集まりがある。のぞかな光景だった。アパルトヘイト時代はアフリカ人を公園から閉め出し、白人だけのものにしていた。こんなに豊かな自然をも独り占めにしていたことを考えると、胸が痛くなる。公園内には桃の花が咲き始め、春の到来を告げていた。


 近くにあるメルビルで手作り市があるので見に行き、休憩する。人参とリンゴとショウガのミックスジュースと、フルーツサラダ。南アフリカに来る度に思うのは、果物が豊富で安いこと。


 家に帰り、しばらく歓談して、1時過ぎに空港に向かう。車でR24をひたすら走ると空港につく。R24はヨハネスブルグの町中は一方通行なので、シャミンの家から6番街を通り、プレジデント通りを走り抜ける。アフリカ人が町に溢れていて、ごった返したアフリカ人街となっている。そろそろR24に合流するところへ行くために、途中で左折をしてしまう。どうもいつも見慣れた所と違うことに気づき、近くのガソリンスタンドで道を尋ねる。M2のハイウェイを教えてくれようとするが、ハイウェイは看板を見落とすと、絶対間違うと思い、R24に行きたいと強く主張した。こちらの人たちは通りの名前で覚えているので、R24と言ってもなかなかどの通りかわからないらしい。私とのやり取りを聞いていた人が、自分の車の後についてくるようにと言ってくれた。ほんの少しのところで間違えたようだった。いつもの見慣れたR24の通りを安心して走りつづけた。
 空港でレンターカーを返し、Tax Refundを受けるために税関のスタンプをもらう。いつもなら品物を見せないといけないが、本や少しのお土産物なので、スーツケースを開けなくてすんだ。南アフリカ航空のカウンターで無事チェックインをした。出発時間は4時55分で、勝手に思い込んでいた時間よりも一時間近く早かったので驚いたが、十分に時間があるので、レストランに入りメールチェックをする。WiFi接続は時間制で課金される。
 飛行機の中では3本映画をみた。