Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

8月14日、喜望峰へ向かう

昨夜は早く寝たせいもあり、6時には起きて朝食をとる。スクランブル卵、ほうれん草とトマトとタマネギの炒め物、ソーセージ、フルーツサラダとヨーグルト、食パン。ミルク・ロイボスティ。今日は一日観光。お天気がどうなるかわからないが、とにかく8時過ぎに出発。
 おにぎりとゆで卵とリンゴをランチに用意し、ジュース、お茶などを車につめて、喜望峰へ向かう。途中、ホウト・ベイの港に立ち寄り、以前来たことがあることを思い出したようだ。

チャップスマン・ピークを通り、ノードフーク、コミキーを通って、オストリッチ・ファームに寄る。ここで日本人20人ほどの観光客に出会う。私自身はここには何度も来ているので道はよく知っているが、娘たちは2度目。



 ケープポイントは、国立公園内にあり、動植物を見ることができる。中に入るのに、大人一人90ランド、子ども40ランドだった。12歳の孫は大人の部類に入るという。合計400ランド、4400円ほどだ。バブーン、スプリングボック、シマウマ、オストリッチをみる。フィンボスにも花が咲き始めている。この地域の植物群、とりわけフィンボスと呼ばれる灌木は世界遺産に指定されていて、珍しい花々に出会える。日本でも知られるアロエやエリカ等は南アフリカ原産。
 ケープポイント(ケープ岬)は大西洋とインド洋の二つの大洋が出会う場所にあり、海洋航路に重要な灯台が建つ。急な坂道を上り、最後に幾段もの階段を上り着いた所に灯台がある。正確にはアフリカ大陸の最南端ではないが、それに近いので、いつ来ても感慨深いものがある。
 海辺の喜望峰に降りてみる。実際にはバートロ・ミュー・ディアスやバスコ・ダ・ガマ等が停泊した所で、嵐に遭い、先に船を進めることができなかったために、嵐が止むのを待ったのだった。嵐の岬よりは、先にGood Hopeを託して、Cape of Good Hope(喜望峰)となったといわれる。


 風が強く、波も高いが、ランチに持ってきたおにぎり等を食べる。質素なランチだがおいしかった。
 帰路はサイモンズ・タウン経由で帰る。途中ボルダーでペンギンを見る。以前はこちらの夏(日本の冬)に来たので、ボルダーで海水浴をした。ペンギンと一緒に泳いで楽しんだが、いまは冬で人の出も少なく、ペンギンもお昼なので数少ない。大人のペンギンは昼間は100キロも遠くへ出て、餌をいっぱいお腹の中に蓄えて、夕方に帰ってくる習性がある。胸に輪がないのは子どものペンギン。
 カークベイのハーバでフィッシュ&チップスを食べる。船から荷揚げしたばかりのお魚でフライをしているので、安くておいしい。ケープタウンで暮らしていた頃、よくここに魚を買いにきていた。地元の人しか知らない場所なので、うっかりと看板を見落としそうになった。雨で海がしけていたので、漁はなかったのか、魚の荷揚げの時間をすぎていた、わからないが、人の出は少なかった。