Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

下鴨神社のみたらし祭り

 下鴨神社では土用の丑の日にみたらし祭りがある。これは平安時代からの夏の行事で、もとは貴族が禊祓いをして、罪、けがれを祓ったことに由来する。今は下鴨神社の御手洗池の中に足をひたせば、罪、けがれを祓い、疫病、安産にも効き目があるといわれている。
 このみたらし祭りは、19日〜21日の夕方5時半から10時まで行われる。だが、昼間にもここを訪れる人が多い。私は毎年、裸足になって御手洗池をすすむ「足つけ神事」に参加している。家が近いということもあり、夕食後にぶらっとでかける。今日はいつもより早く出かけた。まだ太陽が照りつけていて、月がぼんやりと白く空に浮かんでいた。すでに多くの人が集まり、御手洗池まで進むのに長蛇の列ができ、30分以上も待った。いつものことだが、足を水の中につけると、ものすごい冷たさに心臓がキュットなるほどだ。ロウソクに灯りをともし、無病息災をを祈った。水はすでに膝の上まできていて、その冷たさに長く池の中に長くとどまれない。これで暑気払いができ、無事暑い夏を乗り切れるような気分になった。家に帰った頃には足の先はポカポカしていた。元気で夏を乗り越えられますように。